77本目 レディオ・オブ・ザ・デッド/DEAD AIR

2009年
監督:コービン・バーンセン
主演:ビル・モーズリー
評価:★★★

とあるラジオ局。
いつもの通り和気あいあいとラジオを進めていたパーソナリティ2人。
だがそこへ、リスナーから恐ろしい電話が入り……。

という、そこから始まるオブ・ザ・デッド。
オブ・ザ・デッドと付くから大したことないんでしょう?
と思われているそこのお方。B級ゾンビ映画が嫌いじゃなければ楽しめる一作ですよ。




終末を感じさせるのはいつも通り

ゾンビ映画のテンプレは今更語る必要も無い通り、ゾンビパンデミックがスタート→主人公たちがあれこれと行動を起こす→さて最後にはどうなる?
という流れが描かれるわけですが、こちらの作品もいつも通り変わらずこのルートを辿っています。

ラジオ局というシチュエーションを上手く取り入れ、声だけでゾンビパンデミックの惨状を伝える、というのはスリリングで楽しめます。
古典ゾンビ映画であるナイト・オブ・ザ・リビングデッドでも、ラジオというのは非常に効果的に使われていたため、ゾンビ映画でラジオを使うというのは恐怖を煽るアイテムとして確立していると言っても過言ではないでしょう。

可もなく不可もなくの流れ

良くも悪くも、ドキドキする展開は通例のゾンビ映画通り。
最後はどうなるんだろう!?というのを固唾を飲みながらというよりかは、「あー、こっちのエンディングね。なるほどなるほど」となるくらいで。
家族の安否が云々とか、ラジオ局にゾンビが押し寄せてきたのはどうなるんだろうって考えるのは今まで散々やり尽くされてはいますからね。

いやいや、そもそもゾンビ映画に劇的なエンディングって期待しないですよね?
ゾンビが人を襲うシーンがあれば大体及第点にはなるわけです。

つまり、この作品はB級ゾンビ映画としては5つ★を付けていいレベルかもしれません。
とまぁ、ゾンビ映画好きな人にはオススメできるラジオ局ゾンビ映画です。

一度見は推奨できます。


「バスケの会場でとんでもないことが起きてるんだ!! --リスナーの一人」

#鳴海の一人でキネマ
#レディオ・オブ・ザ・デッド