85本目 キューブ/Cube

1997年
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
主演:モーリス・ディーン・ウィント
評価:★★★

見知らぬ場所で目覚めた者たち。
そこは立方体の部屋で、脱出することができない。

別の部屋に行くが、そこにはトラップがあり……。




ソリッドシチュエーション低予算の代表

ソリッドシチュエーションで思い浮かぶ映画と言えば『SAW』が代表的ですが、鳴海は『CUBE』の方が先に出てきます。
逃げたくても逃げられない。
逃げるには、”ルール”を把握し、脱出すること。
しかし、そこには幾多ものトラップが仕掛けられており、逃げ出すことが困難。

実際こんなところに放り込まれたら絶対に生き残れないと思います。
その閉塞感が、観ている人もジワジワ味わうことに。
閉所恐怖症の人は見られないかも。

逃げられない恐怖、仕掛けられたトラップ

仮説に基づき、1つずつ解明されていく楽しさはありますが、それ以外に待ち受けるのはおぞましい(グロテスクシーン有り)トラップの数々。

どうしてキューブは作られたのか?
何故我々はここに閉じ込められているのか?
部屋に書かれたナンバーの意味は?

謎が謎を呼び、現実離れした部屋で恐怖を体験し、段々と崩壊していく人間模様。
登場するキャラクターの心理を考えながら観たい人にはうってつけの映画です。




「1万7576も部屋があるなんて……。」

#鳴海の一人でキネマ
#CUBE