82本目 キャビン/The Cabin in the Woods

2012年
監督：ドリュー・ゴダート
主演：クリステン・コノリー
評価：★★★

※予告編にネタバレ含まれるため、観ないのを推奨！！

大学生5人は、近郊の森にあるキャビンに泊まるために車で出かける。
そこにあった謎の日記。
ラテン語で書かれたその日記を一人が読んでしまい、森の中に居る”悪”を呼び起こしてしまう。
その様子を監視する、怪しげなおじさん達。

このよくある展開。
一体、このシチュエーションを作り上げたのは一体何者なのか。

マルチ・レイヤー・スリラー？？？

聞きなれない言葉である。
スリラーという言葉の意味は、ぞっとする怖さを味わう作品に与えられるのだが、マルチでレイヤーなスリラーってどういうことだろう？？？

と、予告編を観ていて思ったが、なるほどそういうことかと。
いわゆる、若者がどこかへ旅行に行って殺人鬼や化物と遭遇して襲われるシチューエーションというのは、今更語るべくもない古典的な物語だ。
序盤からその見慣れた展開を進めつつも、怪しげな男たちが何やら裏でこそこそとしている。
その裏側は是非とも観てほしい。
このブログで全てを語りきってしまうのは非常に勿体無いからだ。

なんで予告編でそこまで言っちゃうかなぁ……。

あのシーン出しちゃ面白み減っちゃうんだけどなぁ。
って思うところを盛りだくさんで入れちゃうあたり、会社的にそれを入れないとダメだったのかなんなのか。
途中までで「おっ、これは絶対に面白い」って思えるからそんなに無理して沢山シーン入れなくて良かったのに。

この映画の良さは、定番を次々と破壊し、オチが絶対に読めないというところ。
いつもの定番に飽きている人は観てみると面白いでしょう。
殺人鬼・化物が若者を襲う。それを監視する人たちが仕掛けたトラップ。
でもそれじゃこの映画を語るには足りない。

最後の最後で、絶対に読めないエンディングが待ち構える。
そう、そして”あの人”が登場するだなんて、誰も思わないだろう……。



「日本人だぞ？休みなどあるわけないだろう」

#鳴海の一人でキネマ
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