69本目 貞子3D2

2013年
監督:英勉
主演:瀧本美織
評価:鳴海非推奨

予告でちょっと怖そうだなーって思った。
思っただけで、実際に観るとお察し。





前みたいなバイオハザードは控えめ

前作、気づけばカプコンの某ゾンビゲームみたいになってしまった貞子だが、今作ではそのような展開にはならず。

だが、逆に問題がある。

貞子が、全然出てこない…。

色んな意味で可哀想な主人公

楓子という、前作ヒロインの彼氏の妹がメイン。
何も解決できないし、何も助けられない。
彼女の置かれた境遇にも同情したくなるし、悲しくなる顛末も経験する。

でも、鑑賞者が求めているのそういう悲しい物語ではなく、”恐怖を味わえる”物語。
そして、貞子。

とにかく、中身がぺらっぺらのペーパー。

どうやら、スマ4Dという劇場体感型ホラーアトラクション作品を作ろうとしただけで、別に『リング』シリーズのようなジャパニーズホラーを製作しようとしたわけではなさそうだ。

じゃあ、しょうがないよね。


この作品のせいかどうかは知らないが、貞子はしばらく銀幕から去ることとなる。
だが、後年恐ろしい世界に登場する。

その時を、誰もが待ち望んでいた。





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