前作、波紋を呼びすぎてしまった『プロメテウス』。
「前よりは面白くなるだろー」って淡い期待をいだきつつ鑑賞してきました。

結果は……。





「まぁ、エイリアンではあったよね」
が第一声。
続いてでてきた言葉は、あまりにも情報量が多いため文章化できず、頭の中でぐるぐるとあれこれ考えることに。
さて、ここからはネタバレを非常に多く含む内容でお送りするため、観てない人は別のページに飛んでください。
気にしない人はみていいです。
















では、お話していきましょう。

まずは前作『プロメテウス』であった謎をぱっと思いつく限り並べてみます。

・どうしてエンジニアは人間そっくりな奴を創り上げたの?
・たどり着いた場所は研究所的なところなの?それとも軍事施設?
・緑色のネバネバには何か意味が?
・デカイ顔はなんか意味あるの?
・エンジニアなんで人間ふっ飛ばしてんの。嫌いなの?
・なんで死んだやつがゾンビっぽくなってなおかつ強くなってんの?
・エンジニアが逃げてた部屋が黒い液体の部屋な理由は?
・デイビッドがなんで黒い液体に興味を持って呑ませた?
・わざわざ人類に居場所を教えた理由は(嫌いならわざわざ教えないでしょ)?

と、簡単に列挙してもこれだけ出てくるわけです。
どんだけ……。

一番重要なのは、今までのエイリアンそっくりな『ディーコン』と呼ばれるエイリアンの出自です。

黒い液体を人に飲ませる→遺伝子が変化し(?)子供がフェイスハガーに近い何かに→エンジニアに胚を植え付ける→ディーコン誕生!!!

それに引き替え、エイリアンは
エイリアンエッグのフェイスハガ―が宿主に寄生→チェストバスター→育ってエイリアン(ゼノモーフ)へ。

んんんん……。


ちなみに今作のエイリアンは、”黒い液体っぽい何かがあれこれした何か”が人に寄生して、エイリアンとディーコンの中間みたいなやつに。
生き残っていたデイビッドが遺伝子操作して作り上げたフェイスハガーを介して、ようやく従来のエイリアンっぽく。

あれ、俺達はプロメテウスでエイリアンの創造主はエンジニアだと思っていたのに…。
※エンジニアが逃げていた理由の一つだと思ったから

厳密に言うと、エンジニアがエイリアンの創造主であるということはあながち間違いではないかもしれません。
私達の知るエイリアンになるための過程で、デイビッドが関与していたというだけなのですから。
エイリアンに必要な要素として『黒い液体(遺伝子を変化させたりできるもの)から出来上がった寄生体っぽい何か』『宿主となる人間』があれば、エイリアンっぽい生き物は生まれるわけです。
プロメテウスを観ただけでは混乱していましたが、とりあえずエイリアンが出来上がる工程はなんとなくわかったわけです(それでもやっぱりプロメテウスにおけるディーコン誕生への道のりは複雑すぎる!!!)。

とまぁ、こうやってあれこれ考察できるからどちらも楽しめる作品といえばそうかもしれませんが、映画として観た時の疑問が半端なかったり、船に乗ってるクルーがバカばっかりだったり、どうして宇宙服着ないの?とか、考えなくてもツッコミ入れたくなる要素沢山ありすぎて、面白さが半減している部分も間違いなくあります。

とはいえ、あの偉大な『エイリアン』の起源が徐々にわかってきたので、なんとなーくコヴェナントで納得したようなしていないような。

面白かったと楽しくなかったという要素がそれぞれあるがゆえに、賛否両論として世間では騒がれているのでしょう。

細かい検証はブルーレイが販売されてから考えてみようと思います。

あぁ、エイリアンシリーズまた観たくなってきた。。。



「人間は誰が創ったのですか?  --デイビッド」

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