先日、とんでもなく恐ろしい夢を見ました。
鳴海にとっての悪夢と呼ばれるものはそうそうありません。
なぜなら、ターミネーターに追い掛け回される夢を特に怖いとも思いませんし、誰か親しい人が死んでしまうような悲しい夢も滅多に観ません。

ですが、毎年一回は必ず観る”悪夢”があるのです。


皆さんは、『リング』という映画を観たことがありますでしょうか。
鳴海が初めて観たのは小学生の時。
忘れもしないあのテレビから出て来る貞子。

小学生の時に観たホラーというものはトラウマになりやすく、鳴海の中で毎年必ず一度は観る”怖い夢”として、貞子が出て来るようになってしまったのです。

怖いものは嫌いですが観たがるのはサバイバル本能を忘れないためだったか鍛えるためだったか、なんだかそのような文章を読んだことがあります。
ホラー映画というのは本能に対して”怖い”という感情を直接植え付けるものですので、まさにこの本能を鍛えるために観ていると言っても過言ではないでしょう。

いや、そんな意識して観てるわけが当然ないんですが。

ホラー映画のトラウマは、まだまだ加速します。
怖いものが徐々に少なくなっていく中学生の時期。
これまた恐ろしい映画が登場します。
呪われた家に一足踏み入れると必ず呪い殺されてしまう『呪怨』。
電話が来ると三日後に殺されてしまう『着信アリ』。

それぞれの作品は『リング』の時のように鳴海の中にトラウマを植え付けていきます。
最悪なことに、それ以来貞子と伽椰子(※呪怨に出てくる悪霊。みんなのトラウマ)がセットで出てくるようになります。

ですが、高校時代になるとあまりそういう夢を観ることが少なくなりました。
それがなぜかはよくわかりませんが、あまり怖い夢を観た記憶がありません。忘れているだけという可能性ももちろんありますけど。

大学時代に入ると、ニコニコ動画の生放送で、夏時期にホラー映画を一挙放送してくれるときがあります。

「『呪怨』なら今観てももう大丈夫だろー」なんて思ったが最後。
なんと、その年から再び怖い夢を観るようになってしまったのです。
それも、やっぱり貞子と伽椰子でセットで出てくる。

月日は流れ、2016年。『貞子VS伽椰子』という夢のホラー映画が誕生。
その日の夜、やっぱり夢の中にお二人が出てきました。

なんで三葉の夢は観ないのにこんな怖い二人の夢ばっかり……。

そして先日、とうとう人生史上本当に夢の中で殺されるんじゃないというシチュエーションが。



貞子、伽椰子、美々子(着信アリの悪霊)が一同に介し、鳴海を襲おうとするわけです。
どれだけ必死に逃げても誰かと遭遇してしまう恐怖。
夢の中特有の走ろうとしても上手く動かなくなる現象。

あまりの恐ろしさに、ガバッと起きてしまったくらいです。

エルム街の悪夢よりよっぽど悪夢です。フレディどころじゃないです。

夢の中で殺されて現実でも殺されるということはありませんでしたが、なんとも苦々しい起床でした。
この夢、観なくなるのはいつになるのやら…。

皆様も、ホラー映画鑑賞にはお気をつけ下さい。
あなたのすぐ後ろにも手招きする女性が居ますから。





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