7本目 ゼロ・グラビティ/Gravity

2013年
監督:アルフォンソ・キュアロン
主演:サンドラ・ブロック
評価:★

IMAX上映の映画館で、予告を観た。
美しい映像、短い告知、放り出される宇宙飛行士。
ゼロ・グラビティというタイトルが出て、果てしない宇宙が広がる。
この映像から、「うおお!この展開でどうやって1時間以上も話を構築するんだろう!」
と、期待に胸を膨らませていました。

だけど、それは過ちだった……。

実際に観た後に残ったものは、宇宙のようなだだっ広い中にぽつんと一人居るような、虚無感だけが残されていた。

※一部ネタバレアリ!というかせざるを得ない!!




美しさを楽しもう!



映像美はズバ抜けている。それは予告編を観ている時と変わらない感想。
漆黒の宇宙に広がる星の光。母なる大地、地球。
その美しさは圧倒的。
そう、圧倒的なのだが……。

物語がぺらっぺら!そりゃそーだよね!!宇宙で一人ぼっちになっちゃった人の話をどれだけ引き延ばそうったって、ストーリー性で満足させるのは難しいよね!!!

自業自得デスな



誰のせいって、そりゃ自分のせいですからね。
何をするにも自分が発端で文字通りケーブルに空回りしていく姿は3D酔いを起こすだけ。

途中であぁ、生きることに対する希望とかそこらへんを感じさせたいってのがひしひしと伝わってきたのはいいけど、結局それも自分のせいだからね!!!

(この妄想も絶望している主人公に希望を与えるためなんだろうな……。あ、やっぱり)

と、物語にいちいち難癖をつけてもしょうがないんですが、そうツッコミを入れたくなるキャラクターが主人公なんですよ。

爽快と言えば爽快な終わり方かもしれないけど、「あっ終わりましたね(棒)」ってな具合で。

年をとったなぁ、サンドラ・ブロック。

短いですが、本当にこんな感じですよ。




「誰か…答えて……。  --ライアン・ストーン」

#鳴海の一人でキネマ
#ゼロ・グラビティ