映画レビュー/概要

※2021年3月17日更新

1本目 バック・トゥ・ザ・フューチャー/Back to the Future
1985年
監督:ロバート・ゼメキス
主演:マイケル・J・フォックス
評価:★★★★★

あらすじ
音楽アーティストを夢見る青年、マーティ。
彼の友人であるドクター・エメット・ブラウンに呼ばれ、深夜に実験を行うこととなる。

そこで行われた実験は、デロリアンを利用したタイムトラベル実験であった。
誤って過去に飛ぶことになってしまったマーティは、そこで両親になる二人と出会い、その馴れ初めを壊してしまう。

マーティは二人の仲を戻し、未来に帰ることができるのか!?

目次
  • いいものには訳がある
  • 博士の実験に巻き込まれる学生はろくな目に遭わない
  • 両親と学生時代に会ったら楽しくやれる?
  • ハッピーエンドの条件は?
  • 一人で映画するなら



  • いいものには訳がある

    素敵な作品には出会いがある。

    『バック・トゥ・ザ・フューチャー』という映画は、親友と私を結びつけ、小説を書く機会を与えた『鳴海悠一』という人物を創る上では欠かせない存在という、人生で必ず無ければならないと言っても過言ではない作品です。
    誇張ではなく、マジなやつです。

    今更紹介する必要があるものではないかもしれないが、人生の曲道を進みすぎてたまたまこの作品を観ていないという宝くじを当てる確率と等しい人物は居ないですよね?

    ……。
    いや、そんなことも無いかもしれない。
    少しばかり振り返ってみるとしましょう。

    博士の実験に巻き込まれる学生はろくな目に遭わない

    これはどんな映画にも言える話なんですけど、「新発明したから実験したい」と声を掛けられることはつまり、何らかの災いと直面することに等しいのは映画界の法則。
    (※メタルマン?いやいや、その話は遠い遥か彼方のレビュー回で……)

    そういう時の主人公は決まってお人好しで、大抵のことはYesと返答してしまうのだから、これぞまさに主人公の性。
    嫌だと言ってしまえば映画の脚本は3分くらいで終了してしまうので、了承するのが普通なんですけど……。

    主人公のマーティは、親友の博士:ドクが発明した”何か”の実験に深夜呼ばれる。
    そこで目にしたのは、車の形をしたタイムマシン。
    そのタイムマシンの燃料はプルトニウム。そんなもの安々とお店から買うことができるわけがなく、ドクは過激派から騙して奪ったプルトニウムを使い、タイムマシンの燃料に使っていたという、どう考えたって友人でこんな人が居たら警察に放り込むしか無い危険人物

    友情を大事にするマーティは、奇妙奇天烈な不運に見舞われる……。

    両親と学生時代に会ったら楽しくやれる?

    紆余曲折あったせいで、タイムマシンにより過去へ飛んでしまったマーティ。
    そこで自分を生むことになる、”学生時代の両親”と出会うことになる。

    考えてみただけで恐ろしくないですかこれ?
    学生時代の両親と会って楽しく会話できるとも思えないし、むしろ関わりたくないと思ってしまうかもしれない。

    作中ではよりにもよって、学生時代の母親に好かれてしまい、自分自身の存在が消えてしまうかもしれないという異例の事態に。

    タイムマシンも燃料が足りずに帰ることもできないし、両親が恋をしなければ自分は生まれてこなくなる。

    ヘヴィだ……。


    さて、実際に自分が同じ境遇に遭ったらどうでしょう?
    鳴海の場合は、一つたりとも考えたいと思わないですね

    むしろ、未来から子供が訪ねて来てほしいくらいに思ってます。
    2018年現在で、訪ねてきていないから、やっぱり、タイムマシンは作られないんでしょうね。もしくは、庶民が乗れるようなものじゃないってことです。

    夢を見るなら映画の中だけにしておきましょう。

    ハッピーエンドの条件は?

    時空を超えた事件に巻き込まれつつも、様々な困難を超えるのが主人公。
    最後の最後、どうなるかは是非ともみなさんの目で。

    『バック・トゥ・ザ・フューチャー』において、SF要素と恋愛要素は外せません。これが主軸となるわけですが、この2つの要素がうまく合わさっているからこそ、この作品はどの世代でも楽しめるものになっているわけです。

    様々な要素が絡みながらも、とんでもない茨と獣と悪霊で満ちた映画というものだって存在するわけです。
    それがどんな映画かは、またの機会に。

    天文学的レベルで存在する、この映画を観たこと無い人のために少々説明を挟みましたが、この映画の良さを語るなんてことは今更私がアレコレ言う必要はないので。

    冒頭でお伝えした通り、この映画は人生の一部であり、想い出には欠かせないヴェルタースオリジナルよりも特別な存在なのです。
    観たこと無い人は、必ず観てほしい人生に影響あるSF映画です。


    一人で映画するなら

    誰と観たって面白いのは間違いありませんが、小学生時代の思い出を掘り起こしながら観るのはめっちゃいいですよね。
    ※鳴海の年齢がバレるやつ

    今高校生活を送っている人はまさに両親のことを考えて見れば面白いでしょうが、それぞれの世代別で思いを馳せることができるのもまた最高です。

    飲み物を用意するならゼロカロリーコーラかペプシゼロ。マーティに習って合わせるといいかもですねw

    SF的な側面を考察するのも一興ですが、この作品はやっぱりマーティとドクの尊い掛け合いをニコニコしながら観ているのが一番心に安寧が得られます。
    ちょっと現実に疲れたら久しぶりにご覧になって下さい。



    というわけで、1本目から順番に記事をご覧いただけるありがたい皆様。
    この『#鳴海の一人でキネマ』と末永くお付き合いくださいませ。

    ここから先の道は、果てしないものです。





    「道だ?未来に道なんて、必要無い。  --ドク」

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