49本目 ゴースト・ハウス2/Messengers 2:The Scarecrow

2009年
監督:マーティン・バーミット
主演:ジョン・ローリンズ
評価:★

※ネタバレアリ!!

前作、『ゴーストハウス』の続編。
ホラー映画の続編で面白いのはなぁに?と聞かれると、「エクソシスト3」とか「リング0 バースデイ」とか様々に浮かんでくる。

決してこの『ゴースト・ハウス2』を挙げることはない。
なぜならば……。


前作の序章だけど物語の関連性皆無

場所はまったく同じ。ストーリーは前作より以前のもの。
うん。それなら別に支障はない。

でも、ストーリーは関連性皆無です。

……あれ?

いやいやいや、続編だよね?ちゃんと繋がっているんじゃないの!?
場所が同じだけでまったく関連性ゼロってどういうことなの!?!?

続編の法則の中で一番やってはいけないことをさらりとやってくれる。そこにしびれないし憧れもしない。

ある意味予想外すぎる顛末

前作より前のお話。
そこで起きていた不幸な出来事の裏に絡んでいたのはなんと”かかし”。
いやほんとうですよ。『コマンドー』でベネットが言っていたあの”かかし”と同じかかしですよ。

幽霊騒ぎで困っていたっていうのに、なんで続編でいきなり訳のわからん”かかし”に焦点を充てようと思ったの!?!?

そしてこれがまた怖くないし、むしろ笑えてくる。

正統続編として、夏の夜に怖がりたいと思っている人は絶対に観てはいけない。
なぜなら、怖がるどころか失笑して終わってしまうからだ。

「続編だし一応観ようかな~」くらいの心持ちでいる人は、その考えを捨てるべきだと鳴海は提唱します。
お気をつけて。

鳴海の総評:ただのカカシですな。





「カサッカサッ……!  --かかし」

#鳴海の一人でキネマ
#ゴースト・ハウス