70本目 ザ・リング/The Ring

2002年
監督:ゴア・ヴァービンスキー
主演:ナオミ・ワッツ
評価:★★★

貞子、海外進出!!





え、貞子じゃない?

ビデオを観たら電話がかかってくる。
「後七日…」
と宣言される。

うん、これはどう考えても貞子。

でも、彼女の名前は。

”サマラ”

何が一番違うって、にじり寄ってくるんじゃなくて瞬間移動的に近づいてくること。
これじゃじわじわとホラーを味わうことではなく、ドッキリに近い恐怖を味わうことになる。

海外のホラーとしては、驚かせ方に関しては正統派と言えるかもしれない。

今後ハリウッドで量産されていく”ジャパニーズホラー”

ジャパニーズ・ホラーに目をつけたハリウッドは、これより多くのリメイク作品を作っていくことになる。
この『ザ・リング』が低予算ながらもヒットしたことが起因であり、日本のホラーが海外でも人気であることが見受けられる。

我々日本人が観てみると、この作品は『リング』のストーリーをアメリカ人がなぞった、というような印象しか受けない。

事の顛末がすべて同じであり、オリジナル性がほとんど無いことから、特に目新しい印象を受けない。

だが、逆に言えば下手な展開にはならず、とんでもなく面白みに欠けるホラー映画を観るよりはマシとも言える。

まぁ、観たことが無い人は一度だけでも観てみる価値はあると思います。

日本の”貞子”が好きな人は、むしろ観ない方がいいかもしれません。



「後七日。  --???」

#鳴海の一人でキネマ
#リング