鳴海悠一の新作、『Losers -ルーザーズ-』では探偵が出てきます。
殺人事件が起きてそれを解決するというテンプレな流れでは一切無いのですが、過去にサスペンスものを書いた時をふと思い出したのでそのお話でもしようかと。


・事件が発生する
・警察が来る。手がかりを集める
・犯人を追い詰める
・解決

一連のフローはテンプレ化されたこの図式に沿って進んでいくわけですが、書き手になってみるとそれを逆行して書くことが多いことに気づきました。

・解決時の状況
・そのために集めなければならないもの、犯人の動機
・誰が解決をするか
・始まりをどこに置くか

物事の考え方って一連のようで、視点を変えると見えてくることもしばしばあったり。
仕事中にもその事実に気付かされることは大いにありますが、作品づくりをしていると、映画を観ている時とは違った気づきが多々出てきます。

そんなこんなで、進捗率20%くらいの状態を果たしていつ抜け出せるのか。
不安な面持ちが拭えされない、10月中旬の独白でした。


「”あのお方”の名前はあまり出さない方がいい。サッポロを裏で動かしている人物だぞ。  --警官の格好をした男」

#鳴海の一人でキネマ
#ルーザーズ