71本目 ザ・リング2/The Ring Two

2005年
監督:中田秀夫
主演:ナオミ・ワッツ
評価:★★

海外の貞子さん2作目。
『ザ・リング リバース』のお話も出ているので、そのうちまた貞子旋風が巻き起こるのか?と思うけど、この続きであることを考えるとあまり期待できないところが悲しい。




復活するだのしないだの云々

呪いのビデオ、というキーパーツがあまり活躍しない今作。
随所に見られるホラー描写は日本のそれを思い出させてくれるが、出生の秘密や復活を阻止するだのしないだの、観ていてあまり怖くない上に正直ストーリー展開に対して興味が沸かない。
確かに、念力で人を操って自殺をさせるところは印象に残るホラーシーンの一つに数えられるが、私達が求めているのは『貞子』であって、超念力を使えるようになってしまった少年(※厳密に言うと違うけど大体そんな感じ)ではなく、ホラー映画なのである。

なんかもう別物だし興味もない

前作は興収が非常に良かったため、続編が作られたわけだが、今作以降のリメイクジャパニーズホラーは、どんどん魅力が失われていく。
「もういいよ別に。ちょっと驚かせたいだけやん」
「日本版見た方がいいよね」
などなど、アメリカの人ですらこう思う始末。
そりゃ、続編も作られなくなるよね。

でも、忘れた頃にまた出てくるのがリメイク系作品のある種面白いところ。
『Rings』はどうなるのやら……。

やっぱり、ハリウッド版より日本のリング観たくなると思うのは、我々日本人だけではないのである。



「愛してるよママ  --エイダン」

#鳴海の一人でキネマ
#リング