【ネタバレなし】830本目 きさらぎ駅 │ 不要なCGとスローが無ければもっと面白かった
映画レビュー/概要
830本目 きさらぎ駅
2022年
監督:永江二朗
主演:恒松祐里
◎途中からの顛末がホラーというよりシナリオ面で面白い。ホラーとしての恐怖を求めている人にとってはそんなにかもですが、話としては個人的にめちゃ好きでした。
◯音でドッキリして怖がりたい人向け。カメラワークと音でめちゃめちゃ驚かせてくる系。
▲ただし、意味不明な安っぽいCGでのドッキリだったりするのでここらへんでがっかりする人も一定居そう。
▲逆に言えば、このチープな感じが好きな人にとってはプラスかも?
真相を確かめるべく、我々はきさらぎ駅へと向かった…
都市伝説として有名な『きさらぎ駅』をテーマにした映画化作品。
気づいたら見知らぬ駅、『きさらぎ駅』にたどり着いていた……というネットの書き込みから話題になっていった話ですが、それを映像化しても大した作品にならそうだなーと高をくくってました。
序盤は主人公が過去に『きさらぎ駅』を訪れたという女性へのインタビューからスタート。
その体験談が一人称視点で、劇場で観たら間違いなく足が飛び上がるようなドッキリ音と顔で怖がらせてくるものが多く、以外と見せ場を多くしようとしてきます。
ですが、ここでの残念ポイントはチープなCGによる描写です。
イメージで言えば、ゲームの『サイレントヒル』チックな様相で襲ってくるわけなんですが、これが意外と驚き要素が多く。そして同時に笑いも誘ってしまうという。
この序盤2,30分くらいの話でがっかりする人も多いとは思いますが、中盤からの展開が絶妙に面白くなるので諦めず視聴していただきたいところ。
序盤の話を踏まえた展開の変わり方と、最後のオチが最高でした。
気付いた方は当然いらっしゃるかもしれませんが、この流れは微妙に想定しにくく、とはいえヒントもしっかりあったので思わず「お~、なるほど!」と言ってしまう程。
邦画ホラーに抵抗がある人も、話としての面白さを感じていただきたいので是非ネタバレを観ずにご視聴いただきたい欲しいところです。
そんなに長くないスタッフロール(出演者少ないのでそりゃ短くなりますよね)の後のCパートまでじっくりご覧ください。
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