映画レビュー/概要

829本目 カラダ探し
2022年
監督:羽住英一郎
主演:橋本環奈

評価:★★★

◯ループ×青春のストーリーがテンポ良く展開されるので、原作知らない鳴海からしたらそこまで悪くはないんじゃない?と思った次第。
◯カラダ探ししながらも、6人の仲が同じ一日の中でも徐々に良くなっていく展開が眩しすぎて陰キャには辛いです。
▲橋本環奈がクラスの日陰者は流石に説得力ゼロすぎでは……。この展開的に普通に友人居る設定でもなんら問題はないと思うので、女優さん無名な人にするか設定変えても良かったような。


あ、実はそんなに原作と乖離があったんですね


洋画だけじゃなくて邦画のホラーももう少し接種したいな~ということで鑑賞。
原作が小説である点と、劇場予告でadoが流れていたことだけは知っている本作がどういう話であるかはまったく知らずに観ました。

ホラーでありながら、なんと鳴海の大好物であるループと青春が合わさったサバイバル作品。
ループしていることが発覚してからのテンポが非常に良く、”カラダ探し”をするためにどんどん仲良くなっていく6人が微笑ましい。ホラーであることを忘れるレベルで眩しい青春をしているのが羨ましくなる程。
いやー、本当の陰キャにはきついですわ。はは(乾いた笑い)。

ただ、恐怖を求めている人からすると物足りなさがあるのは否めなかったなーと。
原作未見なので全容はわかりませんが、映画1本に収めるには少し足りなかった説がありそうな気がします。
そもそもカラダ探しというものがどうして行われるのか?という下りや、どうして化け物になってしまうかなどあまりよくわからず。
トドメを刺すきっかけになった十字架になにか意味があるのか?
スタッフロールを長々と観た後の井戸になんの意味があったのか?(名前が明日香になった、ということで8歳の明日香が殺される時間軸になってしまった?)

と、別に無くてもキレイに終わっちゃ居るけれどどこか物足りない。
そんな気持ちを抱きながらこの続きはあるのだろうかと思ったところで、続編のお話はちらりとも聞かないのできっと無いんだろうなと諦めて終了。

怖くはないし、とはいえストーリー的に嫌いでもなく面白くないわけでもない。
謎はスッキリしないからめっちゃ面白いとも言い難い。
そんな作品でございました。

多分本作が合わない方は、小説や漫画の実写化が嫌いな方や原作に思い入れが強くて明らかに違う点に怒りを覚えてしまう方だと思います。
気持ちはめっちゃわかります……。





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