映画レビュー/概要

228本目 フロム・ヘル/From Hell
2001年
監督:アルバート・ヒューズ、アレン・ヒューズ
主演:ジョニー・デップ
評価:★★★

1888年のロンドン。
残虐な娼婦連続殺人事件が発生し、アバーライン警部が捜査に当たる。
特定の条件下で、特定の女性のみが襲われる。

切り裂きジャックが、ロンドンを地獄へと誘う……。



切り裂きジャックと別のジャック

ジャックはジャックでも、ジョニー・デップが演じる後年のジャックはまったく違う。
はい、こういう冗談はさておき。

1800年代のロンドンって、なんかこうねずみ色のイメージが強くありませんか?
この映画でイメージされるのは黒と赤。
パッケージの色使いがまさにそれだから、今作の陰鬱な印象というのは、事件のせいだけではなさそうです。

時は1888年。
娼婦が次々と殺害される事件が発生。
それを天才警部が追うというもの。
サスペンス作品が好きな人にもおすすめできる一作。
事件の裏にある”とある組織”にも非常に注目が集まるため、史実を知っていると更に面白いかと。
この頃のロンドンをお勉強してから観ましょうね。

芸術と倫理を超えた先

あれ、どっかでこんな話をする殺人鬼の話を書いた作者が居たような……。

アーティストというのは、芸術に通じる人やその道に通じる達人を表す言葉です。
よって、極めたものがアーティストと呼ばれるのは言葉の意味としては合っているということになります。
今作の切り裂きジャックはそれに通じるものがあり、例えばバットマンのジョーカーやアベンジャーズのロキのようなカリスマ性を感じるのです。

登場人物全てが何か一線を超えた先に居るからこそ、我々が見ているとその異質さが際立って見えるのです。

現実に似て異なる世界を体験できるサスペンスですね。
是非一度鑑賞を。



「後世の者は語るだろう。20世紀を生んだのは私だと」

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