59本目 パラサイト/The Faculty

1998年
監督:ロバート・ロドリゲス
主演:イライジャ・ウッド
評価:★★★★

未来永劫まで作られるであろう『盗まれた街』というSF小説を原作とした映画の中の一作として作られた。
今では既にテンプレとなったエイリアンインベージョンものだが、学園を舞台とした展開は非常に心躍るものがある。
はてさて、その理由はなんざんしょ。



徐々に現れる”謎の正体”

最初は平穏な学園生活。
アメリカらしい(日本人から見た)高校生活で、ちょっとした憧れを抱かせるものが多い。
不良なくせに頭がいいとか、美人の彼女が居るとか様々。
ええい、俺も窓際一番後ろの席でため息混じりに窓の外を見る主人公のような学園生活を送ってみたかった……。

そんな話はさておき、そこに現れる謎の人物。
いや、厳密には謎ではない。なぜならばそれは学校の先生だからだ。
謎なのは奇っ怪な行動の数々。

まばたきを一切しない。
水をがぶ飲み。
いきなり走っておいかけてくる。

3つめはどう考えたっておかしい。ていうか、現実でそんなことあったら怖すぎる。

前半の楽しげな生活が徐々に変化する中で現れる恐ろしい物体。
先生だと思っていたものが先生ではない何かになっていることに気づく。

だがそれは、序章に過ぎないのである。

鑑賞者に仕掛ける疑心暗鬼

ここからが『パラサイト』の面白いところである、”誰が別の何かに成り代わっているかがわからない”という点。
先生達のようにおかしな”何か”になってしまう理由もわからず、同級生達の誰かの中にも”何か”になってしまった人物が居るかもしれない。

その正体は最後に明かされるが、途中で誰が成り代わっていたか想像がつかない点が面白い。

夏の日の夜、恋人とお二人で見てみるのが一興かと。

居なくても、居るつもりで観て下さい。




「天国行きは保証するぜ!!  --ケイシー」

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