映画レビュー/概要

221本目 エボリューション/Evolution
2001年
監督:アイヴァン・ライトマン
主演:デイヴィッド・ドゥカヴニー
評価:★★★★

アリゾナ州の砂漠に隕石が落下。
その一帯で微生物が見つかったかと思いきや、その生物はとんでもないスピードで進化を続けていく。
爆発的成長と共に増殖する謎の生命体。

人類滅亡の危機を救うのは、短大の生物学教師……??



中毒性の高いSFコメディ

アメリカンジョークたっぷりなSF作品。
隕石の中に単細胞生物が存在しており、それが地球の気候に適応しながら超速で成長していくというもの。
人類の存続に関わるレベルで危険な出来事が次々と起こるのだが、主人公たちのテンションはお気楽。
それがまた観ていて肩の力が入らない。とりあえず笑って過ごせる。
人類にちょっと近い形で進化する”奴ら”を観ているのも中々に面白い。

とりあえず、コーラ飲みながらポップコーン食べて過ごせる映画。

登場人物達の痛快さ×進化を続けるSF生物

デヴィッド・ドゥカヴニーと言えば『X-ファイル』で有名すぎるがゆえに、そのイメージが払えない。
シュワちゃんのイメージが一生ターミネーターであることと同じだ。
今作ではストーリー性も相まって、X-ファイルのような暗いイメージはまったく見受けられない。コメディでもその真価を発揮できることを証明している。
※かといって、それ以外のコメディ映画に沢山出ているかといえばそういうわけではない。

重厚なテーマとか、もっと心が暗くなるような作風をお求めなら別のSF映画を観るべき。
それくらい、今作は笑いといい加減さの詰まった少し不思議な物語。





「ケツに入ったぁあ!!!!!  --ハリー」

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