映画レビュー/概要

498本目 ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー/Solo: A Star Wars Story
2018年
監督:ロン・ハワード
主演:オールデン・エアエンライク
評価:★★★

あらすじ
遠い昔、遥か彼方の銀河系で……。

惑星コレリアで孤児として育ったハン。
いつかこの惑星から出てパイロットになることを夢見る彼は、恋人と共にギャングから抜け出そうと計画を練る。

May the Force be with you.
5月4日ということで、スター・ウォーズのお話をしましょう!第二弾(投稿日が5/4)

本記事では、外伝でありつつも若かりし頃のハン・ソロがどんな人物だったかを掘り下げる『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』です。

彼が若い頃、実は帝国軍でちょっと仕事をしていたことがあるとか、ファルコンとの出会いとかチューバッカの出会いとか云々。

めっちゃ楽しいぜうおおおおお!!!っていう程の反応にはなりませんでしたが、「んー、とりあえず面白かったよね?」くらいの感じです。

例のやつの後

最後のジェダイ』から1年経たないうちに公開。
そのせいで期待値が爆下がりしていたこともあり、観客動員数に多大な被害が……。
実際、それがどうだったかはさておき、今作における立ち位置は進行中のストーリーに対して大きく関わる秘密もなく、最悪の場合ハン・ソロがそんなに好きじゃなかったら観ない層もいるだろうなぁくらいのお話なので、そこまで大きく人気が出なかったのもやむなしな感じはありますよね。
そのせいで今後のスピンオフ作品の予定が狂ってしまったことは非常に遺憾ですが、ディズニープラスのドラマが順調なお陰でまだまだなんとかなりそう。
そんな前向きなお話が当時は無かったものですから、今後のスター・ウォーズという名のブランドがどうなってしまうか不安しかありませんでした。

さて、情勢はここらへんまでにしておいて、本作のお話はハンの名字が”ソロ”になった経緯からスタートし、チューバッカとの出会い。
恋人と仲良く過ごすためにもギャングとつるむこともやむを得ずな感じで、カイロ・レンを若干彷彿とさせるけどそんなに関係無かった仮面キャラも出てくる始末。
アクションの楽しみはそこそこですが、それ以外に特筆するところもなくって感じです。最後の下りを除けば。

彼の生い立ちについて興味があったというよりも、賞金稼ぎとしてどんな仕事をしていたのかなーとか、そっちの方が観たかった感。

なんだったら完全オリジナルのお話があった方が鳴海としては嬉しかったですかね。

あまりにも予想外の人物

最大のネタバレですので、ネタバレを見たくない人はすぐにブラウザバックして欲しいんですが、もう大丈夫ですよね?

まったくの予想外だったんですが、ラスト付近でダース・モールが登場。
なんでここに出したの???っていう疑問を残しつつ物語はミレニアム・ファルコンをゲット&ジャバの宮殿に向かうべくタトゥイーンへという終わり方なのに、なぜ出したんでしょうか……。

彼は『ファントム・メナス』にてオビワンに真っ二つにされて落ちていきましたが、なんと生きていたと。恐るべしシス。

アニメの方で復活を果たしていた彼がとてつもない生涯を送っていたことを明るみに出ずやきもきしていたファンからすると、この登場は狂喜乱舞ものだったことでしょう。
居ても不思議じゃないですが、流石に正史を辿る上では少々情報不足感が否めないですよね……。
この違和感以外はスマートに終わっているのに、そこだけが異質すぎて非常に勿体ない。

ダース・モールとオビワンの戦いが、いつかのディズニープラスドラマで配信されることを祈りつつ。





「俺は宇宙一のパイロットになる。  --ハン・ソロ」

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