映画レビュー/概要

304本目 スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナス/Star Wars Episode I The Phantom Menace
1999年
監督:ジョージ・ルーカス
主演:リーアム・ニーソン、ユアン・マクレガー
評価:★★★★

遠い昔、遥か彼方の銀河系で……。

共和国の政治は腐敗の一途を辿り、辺境惑星と通商連合は貿易関税率を巡る論争が繰り広げられた。
ついには惑星ナブーへ武装包囲をした通商連合に対し、元老院は平和の使者であるジェダイを派遣した……。



アナキン・スカイウォーカーがいかにしてダース・ベイダーになったか

スターウォーズ公開から22年後。
なんと完全新作のスターウォーズが公開となった。

それが今作、エピソード1。
つまりはルークのお話から大分前のお話。
親父さんがどうしてグレたかっていうのを三部作かけて教えてくれます。

ダース・ベイダー=アナキン・スカイウォーカーってのは前三部作をかけてあれこれ語ってくれたので、今度は少年時代からお話をしていこうってわけです。

つまりはお爺ちゃんだったオビ=ワン・ケノービも、この作品では若々しいユアン・マクレガーみたいなオビ=ワン・ケノービだし、暗黒面の某悪者皇帝も裏でこそこそやっている時期です。

熱狂的なスターウォーズファンは、エピソード1が公開されることをめちゃめちゃ楽しみにしていたそうです。
エピソード7公開前の鳴海みたいな心境だったんでしょうきっと。
エピソード1公開時の鳴海は9歳くらいですけど、劇場へは行けなかったんですよね。

だから、当日鑑賞した人の顔をその時見ることはできませんでしたけど、後々聞いたお話はこうです。

思っていたものと違う

面白すぎる映画の続編はあまりにも期待してしまうことでしょう。
それはしょうがないですよね。だって、大好きを越えて愛しているレベルの作品なのですから。

パシフィック・リム』の続編しかり『レイダース 失われたアーク』の続編四作目しかり。
スターウォーズなら尚更期待してしまってもしょうがいないですよね。
面白いのがデフォルトみたいなところありますし。

しかしながら、出てきたのはジャージャーピンクス



ポッドレースと最後のアクションでお腹いっぱいになれるのに

クワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービの二人がドロイド相手にライトセーバーの剣技を見せてくれるところでテンションがめちゃめちゃ上がりますが、その後見せられるのは退屈な会議のあれこれ。
子供だって流石に飽きてくるところです。
ジャージャーピンクスで喜んでたのはこの頃くらいなもんです。
後は大半の皆さんとは思い出補正を引いてしまえば同じです。

ですがその後のポッドレースでテンション上がりまくり。
戦いが始まってからはやっぱりスターウォーズ。
そして一番の目玉は、ダース・モール

シスの中でトップのカッコよさ(って言っても、それまでに見たのはベイダーと雷ビリビリする皇帝だけ)。
二人のジェダイを相手にしても同等以上の戦いができる彼が、ちょっと油断しただけで負けてしまうというのも悲しい展開。
続編的に言えば出てこないから死んじゃうのはしょうがないんですけど(※この話はとんでもない形で覆されるんですが、それはまた別のお話)。

少年であるアナキンは母親と2つの意味の大人の事情で離されることになってしまい、寂しいながらもジェダイの騎士を目指すことに。
それが、悪の道への一歩になるとは知らず……。

ダース・ベイダーへの道を駆け上がるのは次回から。
さてさて、彼は一体どうなってしまうのか。

ダース・ベイダーになるんだけど。





「嫌な予感がする。  --オビ=ワン・ケノービ」

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