映画レビュー/概要

401本目 呪怨館/Haunt
2013年
監督:マック・カーター
主演:ハリソン・ギルバートソン
評価:★★

あらすじ
新しい家に引っ越してきたサム。
彼は部屋においてあった前の住人が持っていた録音機から、その家に起きた忌まわしい事件を知ることになる。
邦題騒動は正統なシリーズにおいても厄介な出来事になることもしばしば。
なので、B級映画がそれっぽいタイトルにすることについては特に抵抗がありません。
むしろ、どれだけそれっぽくできるかが勝負みたいなところもありますからね。

この呪怨館は、文字フォントが『死霊館』でホラー映画の『呪怨』とかけている、ホラー映画好きなら思わず飛びつきたくなる要素を詰め込んでいるタイトルとデザインになっています。

※死霊館、呪怨は下記リンクより!

その点については非常に優秀な今作ですが、とはいえB級感の否めないホラー映画作品であることもまた予想の範疇から外れなかったこともまた違いないです。
ホラー映画としての楽しみがあれば、かなり有名な作品になったことでしょう。

ろくに話す点もない

★2つくらいの作品に共通することは、「いじるほどのつまらなさではないけど、特徴がほぼ無いから話すこともない」です。
ブログ記事にしようとするくらいですから、なんらかの話題があれば一番嬉しいところではありますが、この作品においてはタイトルが出落ちになってしまっているため、レンタルショップで楽しみを終えていると言っても過言ではないでしょう。

ホラー演出については、平均よりちょっと下くらいなので、見れないことは決してないです。
ですが、ちまちまと小出しにされるだけで、他は過去を掘り下げようとしてもそんなに興味対象にならない話が最後まで続いていくので、面白いとも言えない。

全部あの人が悪い

とりあえず、この作品における犯人は特定の人物に限りますがそこは観てのお楽しみ……?

っていう程ではありませんが、とにかく★2つくらいのB級映画作品をお望みであれば是非御覧ください。
そうじゃない方にはあまりオススメしません。
内容としてスカッとする要素はほぼなく、どちらかというと後味苦いです。
録音機のギミックをもう少し面白く展開できればなぁ。





「この家に何が?  --サム」

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