映画レビュー/概要

569本目 スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム/Spider-Man: Far From Home
2019年
監督:ジョン・ワッツ
主演:トム・ホランド
評価:★★★★

あらすじ
サノスとの最終決戦から8ヶ月後。
ミッドタウン高校が主催するヨーロッパ旅行にピーターは友人たちと参加することに。
楽しい旅行になると思いきや、ニック・フューリーが現れてしまい……。

MCU第23作目。

※絶対にエンドゲーム未鑑賞の人は下記内容をご覧にならないようお願いいたします。
アベンジャーズ/エンドゲーム』で盛大なフィナーレを迎えたMCU。
一応フェーズ3の区切りとしては、今作がラストとなるということで、インフィニティ・サーガの終幕がいよいよきたことになります。
アイアンマン』からスタートしたMCUも11年。

これまで多くの物語が語られてきましたが、今回は青春の甘酸っぱさ全開でお送りです。
いや、前回もそうでしたね。

エンドゲームでお別れとなったトニーのことを引きずりつつも、成長していく彼を観られるのは最早親戚のおじさん視点。
トム・ホランド版ピーターを温かく見守る回です。

これ以上トラウマ要らないんすけど

ミステリオという怪しさ満点なキャラクターがちょっとヒーローっぽく登場しましたが、結局はやつもアイアンマンにヘイトを溜め込む一人。
トニーが居なくなっても悪役が出てくるっていうんですから、どんだけの人を怒らせたんだって感じですよねw

MJの恋バナもそこそこに、アイアンマン一作目への原点回帰的な飛行機内でのハッピーとのやり取りに思わず涙。嬉しいのは嬉しいんですけど、ちょっとくらい青春を普通に味あわせてやれよとも思ったり。折角の夏休みもニック・フューリー(の指示で動くタロス)のせいでほぼ剥奪。

エンディングではスパイダーマンシリーズが大好きな皆さんならおなじみの新聞社編集長も登場し、今後の生活に大いに影響ありそうな終わり方をしましたけど、それもまた一興。

何よりインパクトを残してしまったのは、ゾンビアイアンマンの描写。相当心臓に悪かったです。

あんなにエンドゲームで泣いた人に見せていいものですか!?!?
下手なホラー映画よりもよっぽど怖かったですよアレ。

今後のMCUは……

というわけで、MCUもこれにて一旦落ち着いたわけですが、フェーズ4以降はどうなっていくんでしょうか?

20世紀フォックスで公開されていた映画郡もディズニー傘下に入ったことによって、X-MENの合流が濃厚になってきましたが、それ以外にも新規ヒーローやファンタスティック・フォーなど、まだまだ数多くのヒーロー達がMCU入りを果たしそうです。

2021年3月現在では、ディズニープラスで『ワンダビジョン』が公開されたことにより、世界観の広がりはまだまだ止まらなそうだなというのを確信させてくれました。
これ以上楽しい作品を見るのってきつくね?くらいの心持ちでドラマを見ていましたが、決してそんなことはなくめちゃめちゃ面白い。

これから4月には『ブラック・ウィドウ』の公開も控えておりますし、スパイディの続編に至っては今までの実写スパイディ達が登場するのでは?という噂まで。

マルチバース構想がなんとも楽しみなMCUに今後も目が離せません。





「どこに行っても彼を思い出す……。  --ピーター・パーカー」

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