【ネタバレなし】599本目 スナッチ │ 史上最高の群像劇
映画レビュー/概要
599本目 スナッチ/Snatch1983年
監督:ガイ・リッチー
主演:ベニチオ・デル・トロ、ジェイソン・ステイサム、ブラッド・ピット
評価:★★★★★
あらすじ
とある強盗団が、86カラットのダイヤモンドを盗むことに成功。
そのダイヤは売りさばかれて終わりかと思われたのだが……。
見出しのこのセリフ、ポスターの告知セリフとして用いられているものですが、非常にキャッチーですよね。
確かに、この映画の顛末を考えるにはアタマを使わないと解けないので的を射ていると思います。
今作は、クライム映画でありつつも群像劇としてダイヤが一体誰の手に渡るのか?を映画として描いた作品になります。
この手の作品は鳴海の口数が減ります。それは例え★が何個あろうとも変わらないので、とにかく観て、に尽きます。
ガイ・リッチー節
・ダイヤを盗んだ人たち
・小物悪党
・裏ボクシング絡みの人たち
・犬
どこをどうすりゃこんなにキレイな展開を描けるのか不思議でなりません。
登場人物を考えてから構成するのか、構成を決めて登場人物を何人にするのかを逆算するのか、その手法を知りたいところです。
誰か知っていたら教えて下さいw
とにかく、狂言回しであるジェイソン・ステイサム扮するターキッシュが困ったことになりますが、それ以外にも困った種が降ってきて……。
みんながみんなど偉いお祭り状態になってしまいます。
これまた人数が多いもんで、キャラの把握が大変かもしれませんが、流れに身を任せて観てみるのが一番です。
ドッタンバッタン大騒ぎ
最後の最後、一体誰がダイヤを手にするのか?
それはここでは控えさせていただきますが、ダイヤを巡って奔走する人物たちが思わぬ形で終わりを迎えます。
その爽快感たるや、流石『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』の監督ガイ・リッチーですよね。
この手の映画を作らせたら最強なんじゃないかと思うくらいです。
顛末の転び方が笑っちゃうくらい楽しいオチなので、未見の方は是非ご覧あれ。
特に、お前がそうなるんかい!とツッコミ入れたくなるのは例のあの人物ですかねー(誰)。
「なんて言ったんだ? --ターキッシュ」
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