映画レビュー/概要

681本目 呪われた死霊館/Malevolent
2018年
監督:オーラフ・デ・フルル
主演:フローレンス・ピュー
評価:★★

あらすじ
霊媒による金儲けをしていた大学生グループが、とある家から依頼を受けた。
報酬を貰うことに貪欲になっていた兄のため、妹のアンジェラは渋々同行することになるが、そこでは本当の恐怖が待っていた……。
(NETFLIXオリジナル作品)
「ホラー映画を鑑賞したい」っていう気分、皆さんにもきっとあると思います。
鳴海もその気分になったので、ネットフリックスでホラーの項目をあれこれ探していて見つけたのが今作。

名前はやたら『死霊館』を引っ張ってくる、B級映画作品にありがちなやり方なんですが、ちゃんと無関係な作品でした。

まったく関係無いんですが、一応ホラー作品ではあるということで、お化け屋敷的orジェットコースター的なホラーを期待していたんですが、残念ながら恐怖要素はそんなに驚く程のものではなく。

あらすじの通り、主人公たち一行はゴーストバスターズ的な仕事をしてお金を稼いでいましたが、それはただの三文芝居だったというわけです。
三文芝居を続けようとしたけど、仕事に行った先はマジで幽霊が出るわ、依頼主が三文芝居を見破ってくるわで、まったく想定外の流れに。

どちらかというと、その家にどうして幽霊が現れるのか?
主人公兼ヒロインのアンジェラが徐々に幽霊が見えてくるのは何故か?
に焦点が当たり、次々と話が進んでいきます。

進んでいくんですけど……。

フラグ回収バッチリ

一応ネタバレ無しで行きますが、”あまりにも恐ろしい体験”をした一行は、家から逃げようとします。
逃げようとする矢先で巻き起こるアレコレが、視聴者の想定通りに動きすぎてなんだか……。
そりゃ駄目だろっていうことをいくつもやってしまうので、酷い目に遭うのも当然っすよね、みたいな。
そもそも詐欺でお金を巻き上げていたんだから、酷い目に遭うというオチ自体想定の範囲内ではありますけれど。

冗長?尺稼ぎ??

一番評価を下げるに至って原因としては、BGMオンリーで淡々と何も進まない時間がちょっと多めでは?っていう場面が数箇所あることです。

これから恐ろしい出来事に遭遇するので、その恐怖を煽るための間として使いたいというのはわかるんですけど、もう少し短くたってその表現に問題は無かったはずです。
逆に長過ぎてマイナスの印象ですからね。

別の理由で怖がることはあれど、一度観たらもういいかな、っていう作品でございました。





「大丈夫。一人じゃないから。  --アンジェラ」

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