映画レビュー/概要

413本目 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス/Guardians of the Galaxy Vol. 2
2017年
監督:ジェームズ・ガン
主演:クリス・プラット
評価:★★★

あらすじ
ロナンの野望を食い止めた”スター・ロード”ら”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”は、新たな仕事を請負っていた。
仕事を成功した彼らは、ガモーラの妹であるネビュラを確保し、ザンダーに届けて報酬金を得ようとするが、ロケットがひっそりとバッテリーを盗んでおり……。

MCU第15作目。
新たにマンティスとネビュラをメンバーに迎え、益々盛り上がるコミカルな守護者達の物語。

地球ではヒーロー達が喧嘩をしている最中、今度は彼らが仲間割れ。
ほんと、どんだけ喧嘩するの君たち……。

曲の入りや選曲、演出に至るまで最高なのは前作に引き続き。
ですが、そこまで笑いまくる程面白くはないネタが随所にありすぎて少々引いてしまう部分も……。
それがラストでめっちゃ効いてくるので、意図としてはまったく間違いではないんですけれど。

ネビュラのシスター物語とか、ロケットとピーターの喧嘩とか、更にガーディアンズの仲を深めるイベントではあるんですけど、MCUとしての核心に迫るような話はあまりなく、サイドストーリー的な位置づけに近い印象が少しあるため、めっちゃ推す程の作品ではありません。
ですが、一度観ると愉快になれることには違いないので、前作と併せて観てほしいことも確か。

そんな感じの作品ですね。

MCUの親父はほんと……。

今回の悪役はピーター(スターロード)の父親。
ぶっちゃけMCU界隈の親父達は本当にろくでもない人ばかりで、今回は本当に最悪。
ヒーローの親父でありながら、宇宙を滅ぼそうとするヤバいやつだったっていうことで、ぶちのめさなければならなくなってしまったわけですけれど。

ピーター曰く「あんなのが父親なんだぞ!」っていうセリフ通り、探し求めていた親がこんなんだっていうガッカリ感は拭えません。
今までの悪役同様、最終的にはわけわからんCG加工された何かになって終了なので、あまり好かれるようなタイプではありませんでした。演じているのがカート・ラッセルだっていうこと以外は。

そんなん泣くやん

そして絶対に外してはいけないのが、ヨンドゥの下り。
ピーターを助けるため自らの命を賭けた彼の行動と、最後の曲。
ガチで泣かされたMCUはこの作品が初かもしれません。

MCUシリーズの悲劇中、彼の死が一番心に残っちゃっています。
多分、これからもこれを超える死は……あっ。





「俺はメリー・ポピンズだ!  --ヨンドゥ・ウドンタ」

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