映画レビュー／概要

380本目 ロボコップ（2014年版）/RoboCop
2014年
監督：ジョゼ・パジーリャ
主演：ジョエル・キナマン
評価：★★

あらすじ
2028年。
デトロイトに本社を置くオムニコープ。ロボットによる収益を得ていたが、戦争イメージが強すぎるそのフォルムから、社長は愛されるロボを作成することを考案。

被験者として選ばれたのは、アレックス・マーフィー。
警官である彼は汚職警官のタレコミによって、追跡していた武器の密輸組織のメンバーの襲撃を受け瀕死の重傷を負う。

ロボと人の融合として、ついに『ロボコップ』が誕生することになるが……。


目次
・マイルドになったロボコップ
・盛り上がりきらない
・萌えキャラはシャープに



マイルドになったロボコップ

『ロボコップ』から27年。
待望のロボコップ新作が登場することに。

ビジュアルは前回のようなメタルボディではなく、現代に合わせたスタイリッシュな見た目。黒いボディ。
いかにも最近のロボコップということで非常に好感が持てたんですが、好感が持てたのは鑑賞するまで。

前作は血みどろグロテスク万歳！な構成だったのに比べ、今作はPG-13。
ずっとスタイリッシュにドンパチやってくれればいいものの、そこそこなシーンがずうううっと続くもんだから、どうにも欠伸が止まらなくなってしまいます。

思った程悪くも無いけど、そんなに楽しいというのも物足りなさを感じてしまう一作。

盛り上がりきらない

テーマは『家族』『会社の陰謀』。
ロボコップよりもこの2つが多くフォーカスされているため、ロボコップに感情移入することがしにくく（できないわけではない）、とっちらかって終わっていく印象。

折角のロボコップなんだから、犯罪者を銃で撃ちまくってくれればそれでいいんですよ。
良い子には絶対に見せられない作品ですね。
あ、この作品はPG-13か。

つまり、やっぱり一作目を観ればいいのでは？？

萌えキャラはシャープに

一作目で大人気のED-209くん。
今作でもしっかりお披露目されることになりますが、ビジュアルは洗礼され階段に負けないくらいのスペックに。

それでも適当にあしらわれて終わっていくだけなのも勿体ない。

なんとも悲しい。今回は苦戦しまくるような敵がそんなに居ないので、アクション面は派手になったけどライバルとの対比があまりできず家族向けな展開で終了。

いやー、勿体ない。




「この☓☓野郎！。  --パトリック・“パット”・ノヴァック」

#鳴海の一人でキネマ
#ロボコップ
#映画レビュー