映画レビュー/概要

303本目 スターウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還/Star Wars Episode VI Return of the Jedi
1983年
監督:リチャード・マーカンド
主演:マーク・ハミル
評価:★★★★★

遠い昔、遥か彼方の銀河系で……。

ダース・ベイダーに敗北し、その後ジェダイの騎士としての修行を積んだルークは、友であるハン・ソロが捉えられたジャバの宮殿へと向かう。

一方、帝国軍は第二のデス・スターを建設中で、計画が最終段階に入ったことで、ダース・シディアス自らが指揮を取るべく動きを見せる。

銀河の平和を賭けた戦いに、いよいよ終止符が打たれる時が来た……。



ついに終止符

新たなる希望』でスターウォーズというブランドが世界で確立し、『帝国の逆襲』でファンは隣の家にまで現れるようになる。

そんなスターウォーズ三部作の完結編の出来栄えに関して、ファンは……思ったより満足げな表情をしていなかった(らしいです。あくまで色んな方のお話から聞いたところによると、です)。

というのも、前作の『帝国の逆襲』があまりにも高評価すぎて、三作目のハードルがくぐれる程度には上がってしまった、というのが実態でしょう。
上がりすぎる期待に応えるにはとても難しいことです。ましてや、あのスターウォーズなのですから。
それを言ったらエピソード9がどれだけ面白いかなんて、期待しすぎてはいけないのかもしれませんが。(※2019年2月現在)

とまぁ、当時はそれくらい熱狂的なファンが肩透かしを食ったような顔をしていたってわけですが、小学生でスターウォーズに出会った鳴海少年としては、思い出補正がかかるくらいにはとてつもなく好きな作品になったんですけどね。

想い出の前にいつもの

三作目であるこのエピソード6の邦題は『ジェダイの帰還』です。
しかし、公開前まではなんと『ジェダイの復讐』だったわけです。

リターンオブジェダイがどうして復讐になったかというと、これはいつもの邦題戦争にすぐさま突入するということではなく、本当に『Revenge of Jedi』だったわけです。
それを急遽ルーカスが『Return of Jedi』に替えたわけですからさぁ大変。

「ジェダイが復讐なんぞするわけなかろう」という御大の言葉により、関係各位は大慌て。
しかし、日本では既に”復讐”で事が進んでしまっていたため、公開時は復讐という言葉がついてしまったのです。

度重なる特別編が何度も出ている今では”帰還”ですが、実は昔こんなお話があったのです。



イウォークかジャージャーか

アナキン編にあたるプリクエル三部作がスタートする前、ファンの間で苛立ちを募らせたキャラクターは、あの小さなクマみたいな生き物のイウォークだったそうな。

それもそのはず。前作であんなダークな世界観を見せられたのに、いきなり小学生向けのキャラクターを見せられては拍子抜けもいいところでしょう。

鳴海少年がここを好きだったのかというとそういうわけではなく、ジャバの宮殿でのルークの新ライトセーバーのお披露目と戦闘シーン、そして最終決戦が大好きなんですよ。
それは今でも変わらず、ラストのキレイな締めなんてのは理想的じゃないですか。

確かに帝国の逆襲よりも明るくなった世界観ですが、こういう世界の広がり方はまだ許容範囲内じゃないかなぁって思います。(※あくまで鳴海の主観なので怒らないで!!)

が、そんなことを言いつつ、鳴海としては許せない続編が一つだけ存在します。
それはあまりにもファンの間で議論されすぎて飽き飽きしているところだと思いますが、当然その時が来たらお話をすることになります。

これにて、ルーク・スカイウォーカーの章は終了となります。

次回より、いかにしてアナキン・スカイウォーカーがダース・ベイダーになったのか、を追っていきます。





「僕はジェダイだ。父もかつでそうだった。  --ルーク」

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