映画レビュー/概要

298本目 パラノーマル・エンティティ3 エクソシズム・テープ/ANNELIESE: THE EXORCIST TAPES
2011年
監督:ジュード・ジェラード・プレスト
評価:鳴海非推奨

一人娘のアンネリーゼが、医師では解決のできない発作を起こすようになった。
その発作の原因を探していると、悪魔に取り憑かれていることが発覚する。

この映像は、アンネリーゼが死亡するまでを記録した、封印の記録である。



おいアルバトロス

邦題としてとりあえず『パラノーマル・エンティティ』と付けられているだけで、一作目とも二作目の『パラノーマル・エンティティ2』とも関係がありません。

それを必死に追うのは鳴海寄りな映画好きな方くらいです。
一般の人にはとてもおすすめできないこの映画。

一体何がそんなにおぞましいのか。

その正体は、

退屈。

笑わせに来ているのか、欠伸をさせようとしているのか

オカルト・ホラーというのは、ゾンビホラーやお化け屋敷系ホラーに比べてリスクが高いです。

何のリスクかっていうと、退屈だけどまぁ見れなくもない、かどうかです。

ゾンビ映画ってとりあえずゾンビが出れば及第点。
お化け屋敷ホラーは怖がることのできるシーンがあれば及第点。

でも、オカルト・ホラーというのは、悪魔の恐ろしさや不気味さが表現できなければいけません。
それだけではあまり面白くないので、登場キャラクターか物語のどちらかに魅力が無ければなりません。(※ゾンビもドッキリもそこらへんが面白いにこしたことはありませんよ)

どの映画でも同じだと思われる意見もごもっともなんですが、レンタルで100円を損した時の心構えとして覚えておくといいです。

”この”映画みたいに、悪魔に取り憑かれている少女をピックアップしたいのか、延々と土下座させていることを笑わせにきているのか、周りの面々がああでもないこうでもないと喧嘩しているのを見せたいのか。

オカルトをPOVっぽく見せたいわりには、それを活かそうとする要素も皆無です。
面白くない資料映像を観ている社会授業の時間よりも退屈です。



悪魔祓いの人がもっと楽しくしてくれればいいのに

医者も神父もその他の面々も、面白くない人たちばかり。

どうしてこんな人達を集めたのか、ということを脚本の人に聞いてみたいくらいで。

とりあえず役割として当てられているだけですけど、別に何もしません、みたいな。
じゃあなんで君たちそこにいるの!?!?

最後にどうなるかがわかっているだけに、そのつまらなさは加速する一方。

もう、語るのも面倒になるレベルでしたので、観たいと思っている人は、気をつけて鑑賞してください。





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