【ネタバレあり】494本目 大怪獣ガメラ │ 守護神、実は破壊者だった
映画レビュー/概要
494本目 大怪獣ガメラ1965年
監督:湯浅憲明
主演:船越英二
評価:★★★
ゴジラとガメラ、戦う日は来るのか…
◯この当時の特撮としてはかなり面白いシーン多め。
◯守護神も最初はやんちゃしてたんやなって。怖いようでちょっと可愛らしく見えてしまうのは鳴海だけですか??
◯怪獣をどう攻略するか?に全力を尽くしていく様は、怪獣vs.人間の構図として後の続編に比べれば荒唐無稽ながらも面白い。
△ゴジラに対抗したのかもしれませんが、わざわざ白黒でやらなくても良かった感はあるような……。
ゴジラが生まれた11年後。大映で生まれた怪獣は後世まで名を残す大怪獣になりましたが、守護神として認識している人の方が圧倒的に多いと思います。
ですが、初代ガメラは基本的に街を壊し人類を脅かす存在として描写。
なんとなーく子供とガメラの繋がりを感じさせる続編以降の昭和ガメラに繋がる要素はありながらも、アトランティスなんていう言葉は秒で忘れられ平成までずっと放置されてしまう始末。
そんなことはありながらも、昭和怪獣映画の中で言えばゆるっと観られる作品ではあるので、怪獣映画好きな人はとりあえず抑えておいて良いのでは?とは思いました。
ある意味リアリティ?を追求
やはり一番の見どころはガメラを転倒させる下り。いやー、あれは手に汗握る作戦でしたね。
昨今では海底深くまで引きずり降ろしたり、無人在来線を突っ込ませたりする作戦等様々な工夫がありましたが、昭和の怪獣映画も負けてはいません。
「相手が亀なのだから、倒したら起き上がれないだろ!」というシンプルながら天才的ひらめきを実行しようとする皆様。
転倒させたと思ったら飛ぶのかよコイツっていう流れはシリアスではなく明らかにコメディ。ゴジラのように悲壮感漂うようなものではないので、普通に笑って観られる感じです。
ゴジラに対抗する怪獣映画を作り出すんだ!という意欲作であり、ガメラという守護神を生み出した決定的な作品でもあるので、殿堂入りの一作であることには違いありません。
ですが、あまりリピートして何度も観ようという気にはあまりならないくらいの面白さなので、それであれば平成ガメラ三部作を観るかなぁというくらいの温度感です。
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