【ネタバレあり】484本目 ザ・リング リバース │ みんな想像した手法では倒せなかった!
映画レビュー/概要
484本目 ザ・リング リバース/Rings2017年
監督:F・ハビエル・グティエレス
主演:マティルダ・マッツ
評価:★★
ホラーというよりミステリ要素強め。ある意味では原作一作目に近い?
◎序盤の飛行機で巻き起こる、映像全てが呪いのビデオになるシーンはシリーズファンとしてはかなり嬉しい演出。空の上だろうが呪いからは逃げられないし、今まで飛行機内でのシーンはたしか無かったと思うので、序盤はテンション上がりました。
△そもそもこの年代になって今更サマラの過去を掘り下げまくるのにも違和感。前作まででうまく丸め込もうとしたのをこじ開けて、原作に近しい内容になぞろうとしても遅くない?という感じが否めない。
☓復活の仕方も復讐の下りもお粗末…。なんかこう、順序とかルールに準拠していただきたい感じが凄いです。
ミステリ要素を強めて原作に寄せたいかつ今までのリメイク版でなかった展開を、という軸ずらしをしたいのはさておき、にしても登場人物が安いホラー映画に出てくるアホな人ばかりで観ていて「勝手にしてくれ」と。
結局救われないのもしょうがないよね、くらいなもんでした。
リング+らせん的な意識が強かった?
貞子ならぬサマラの目的が復活という、リバースという邦題がネタバレ直行なのは目を瞑るとしても、ホラーよりミステリ要素がいきなり強くなった本作には結構期待外れ感強めになってしまいました。
もしかすると、原作好きな方々からすると結構好みな作品に仕上がっているかもしれませんが、このシリーズにホラーとしての期待をしすぎているからこそ★2の評価になった可能性は高いです。
ホラー演出についても序盤のシーンくらいしかそんなに盛り上がれず、テレビを倒してもやっぱり貞子は止められないよねっていう笑いがあったくらいで終了。
リングシリーズのファンはやっぱり一作目のリングとバースデイくらいが最大の沸点かなぁと思ってしまうファンとしてはガッカリ作品。
ホラークイーンとしての貞子はもう期待できなさそうですね……。
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