映画レビュー/概要

802本目 RRR
2022年
監督:S・S・ラージャマウリ
主演:N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア、ラーム・チャラン
音楽: M・M・キーラヴァーニ

目次
  • 評価:★★★★
  • 最初から最後まで怒涛のジェットコースター劇



  • 評価:★★★★

    考えるな、感じろ

    インド映画って中々観たことが無い鳴海ですが、映画好きなら一度は観て欲しいと思える最高作品。
    まず、インド映画って「唐突に差し込まれる歌」「唐突に差し込まれる踊り」の印象があまりにも強すぎて、ミュージカル映画≒インド映画と言ってもいいくらい鳴海の中では鑑賞するのに抵抗があるジャンルでした。

    『グレイテスト・ショーマン』を筆頭に、ミュージカル映画も徐々に(本当に少しずつ)観られるようになった鳴海ですが、この作品を皮切りに他のインド映画を観てもいいかな?と思えたくらいにはジャンル打開してくれる作品でした。

    そもそも、なんでそんなに「RRRを見ろ」と言っているのか理解できませんでしたが、結論からいうと「理解しないほうが楽しい」という言論に違和感しかない納得のさせ方をすることで、脳に楽しいという感情を与えてくれる劇薬的な何かが人々を伝達していることは確からしいです。

    最初から最後まで怒涛のジェットコースター劇

    ・ミッションインポッシブルもビックリな子供救出劇。
    ・映画史上誰も右に出ることの無い肩車。

    今作を思い出すと速攻で脳裏に出てくるのはこれらのシーンですが、ぶっちゃけ最初から最後まで痛烈すぎて、映画5本分くらいには印象的なシーンが多いように思えます。
    ラーマが無双しているシーンも、映画を象徴するナートゥダンスのシーンも、どれもこれも観ていて痛快な場面だらけ。

    「なんかもう日常に疲れてきたわ」って思ったら、この映画を見て「なんかわからんけど元気出てきたわ」ってなる可能性が高いのでオススメします。
    元気ある人が見たら元気溢れすぎて煩くなるかもなので注意です。
    ダンスシーン見ているとこっちまで体動かしたくなる気分になりますからね。

    この映画、インドの歴史や神様云々を知っているともっと深掘りしたお話ができるようですが、そういうのは映画考察が好きな方々にお任せして、鳴海のように「面白かった!」「面白くない!」だけの話をするくらいでちょうどいい方こそ、『RRR』は心にぶっ刺さること間違いないので是非ご覧いただきたいですね。





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