映画レビュー/概要

480本目 ベイビー・ドライバー/Baby Driver
2017年
監督:エドガー・ライト
主演:アンセル・エルゴート
音楽:スティーヴン・プライス

目次
  • 評価:★★★
  • 感想:Great Scott!



  • 評価:★★★

    観て聴いて楽しむカラフルカーアクション

    カーアクションと言えばワイスピシリーズが筆頭で出てくると思いますが、鳴海としては今作もプッシュしていきたいところ。
    序盤からカーアクションと音楽を駆使した最高のシーンに始まり、ちょっとワルな組織あるあるや主人公の葛藤を織り交ぜながら進んでいくストーリーも飲み込みやすい。
    後述の一点を除いては……。

    音楽を聴いて覚醒するっていうオシャレ(?)な能力で強盗を逃すという設定はなかなか観たことがなかったので、観て聴いて楽しめる映画として堪能させていただきました。

    ”逃がし屋”ってワード、あまり聞かないですし、サングラスかけたまさしくベイビーフェイスな主人公が、イヤホンつけて爆走しているだけで最高でしたね。
    個人的にはもう少しカーアクションシーン見せてくれても良かったんじゃないかってくらいではありましたが。

    ドクのラストが……。

    そんな一個にこだわらなくてよくないすか??
    と思われても仕方がない部分ではあるんですが、鳴海同様「?」ってなった人は絶対居ると思います。

    ボスであるドクのせいで渋々悪の世界に戻らねばならなかったのに、結局最後にはベイビーちゃんを手助けしてしまう始末。
    もろもろ解決のためには必要だったのかもしれませんが、それにしたって最後体を張ってまで彼を助けようとするにはちょっと辻褄が……。
    どうやら調べてみると色々憶測含め諸説あるようですが、もし決定的なシーンをなにか逃していてご存知の方がいらっしゃいましたら是非教えていただけるとありがたいです。

    この映画を鑑賞してからだいぶしばらく経ちますが、爆裂に推したい反面ここの説明をしきれない後ろ髪引かれる感覚から、どうもスッキリしない作品だなぁという印象が強く残ってしまっています。

    再三お伝えしていますが、カーアクションや設定、描写における楽しさについてはめちゃ楽しめますので一見の価値は間違いなくあると思います。





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