新世代のヴァンパイアアクション映画誕生！

『ブレイド』でガンアクション×ヴァンパイア退治の面白さを味わってから随分と久しいものですが、この『デイ・シフト』はアクション、バディ・ムービー、ヴァンパイア系映画とそれぞれの要素で楽しめました。

娘のためにお金を稼がなければならなくなった親父の仕事はプール掃除ではなくヴァンパイア駆除。

それを隠しながら日勤”デイシフト”をしているわけですが、稼ぐためにヴァンパイアから牙を抜いてそれを売ろうにも組合に入っていないと高く売れない。

知り合いのつてでなんとか戻った親父は、なんとかヴァンパイアをたくさん狩って稼ごうとするけど、直近で殺した婆さんのヴァンパイアの親類が激昂してしまい……。

とまぁ、家族を守るために頑張る父親が実はヴァンパイアハンターだったってことがわかるんですが、別に物語に伏線があるとかそういう込み入ったものではなく、ただただジェイミー・フォックスとその周辺に居る面々のアクションがひたすらにカッコいい。

それを観るだけで年末年始休みがもう少し伸びないかと思っちゃうくらいの良作でした（本当に映画のおかげ？？）

続編を期待してしまう面白さ

シンプルにアクションが楽しいだけではなく、ヴァンパイアの種族に色々種類や血統がある点、そして相棒となったセスとの仕事風景それぞれがいい味を出していましたね。

個人的にもう少し観られれば面白そうだと思ったのは、ヴァンパイアに関しての話です。

組合もいつから創設されてずっとヴァンパイア狩りをしていたのかとか、そういう歴史もかるーく触れる回があっても面白そうですが、ヴァンパイアの種類が沢山居ることによって話も膨らみやすい。かつ、セスの知識量が膨大である点も世界観を引き込みやすいところでしたので、そういった要素をうまく発展させた続編とかがあるといいなぁと思った次第です。

但し、必ずアクションシーンはド派手にしていただけると。

アクション映画、案外続編になってカメラワークに不満が出たりすることもあるので、同じクオリティに期待していたのに外れただけで評価がガクッと下がっちゃうこともありますからね。

ともあれ、昨年出たばかりの映画ですし、来年か再来年くらいに次の”日勤”が観られることに期待したいです。