【ネタバレなし】471本目 グレイヴ・エンカウンターズ │ 結構クセのあるPOVホラー作品
映画レビュー/概要
471本目 グレイヴ・エンカウンターズ/Grave Encounters2011年
監督:ザ・ヴィシャス・ブラザーズ
主演:ショーン・ロジャーソン
あらすじ
『グレイヴ・エンカウンターズ』という超常現象番組の撮影で、昔精神病院であった場所をロケ地として一行は向かう。
演出として盛り上げるために入り口を鎖で閉じたのだが、何故か建物内が迷路のように入り乱れ、出口から出られなくなってしまう。
パニックになる中、一行がとある部屋に訪れると……。
評価:★★★
POVホラー映画は古今東西、言葉を悪くすると腐るほど(ホラー的には適切な表現?)量産されているというのは別の作品でもお話していたような気がします。
そんな量産されている中に現れた印象的な”顔”。
この映画の予告を観るだけで、ホラー映画ファンとしては流石に一度は観たいと思いレンタル。
夏の夜に部屋を暗くして観るホラー作品としては、100円以上の価値があったなぁというのが個人感想。
びっくりさせる方法はそんなに目新しいわけではないんですが、流石にこんなん出会ったら漏らすだろっていう幽霊との遭遇や、精神的に追い詰められていく描写はこちらも鬱屈としてくるので、ホラー映画作品としては一定のクオリティが担保されているかと。
POVとして良い点は
★2つ以下で評価をするPOVホラーは、大体暗すぎてわけわからんとか、何しているのかさっぱりとか、そんなに印象的なシーンが無いとかそういうグチグチした内容になってしまいますが、今作が★3つたる所以はそこらへんがあまり無いというシンプルさ。
カメラマンのカメラワークがそんなに気にならないというところと、設置カメラの視点を適宜入れてこの異常な状況を演出していく。
徐々に人間模様が乱れていく様は、そりゃこんな状況だったらこうなるわなってとこですが、尺としての収まりもちょうどいいかと。
最後に出てくるラスボス(?)の下りをもう少し長くしても良かったかもですが、主人公の顛末を考えると丁度良いとも言えそうなので個人のさじ加減っぽいですね。
ともあれ、とりあえず未見かつホラーを観たい人には一度は観ていただいてOKな一作。
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