映画レビュー/概要

786本目 沈黙のパレード
2022年
監督:西谷弘
主演:福山雅治
音楽:菅野祐悟、福山雅治


目次
  • あらすじ
  • 評価:★★★
  • さっぱりわからない


  • あらすじ

    『なみきや』の看板娘であり、歌手を目指していた並木佐織が行方不明に。
    3年後、静岡にて焼死体で発見されたのだが、その死体と共に見つかったのは過去に殺人事件を犯した男の母親であった。

    天才物理学者と称されている湯川学の下に、再び内海薫が訪れる。
    彼の親友である草薙と過去の事件の繋がりから、湯川の協力が必要であると考えた内海は、なんとか事件解決への協力の説得を試みる。

    評価:★★★

    『容疑者Xの献身』、『真夏の方程式』に続く劇場版第3弾。
    ガリレオシリーズってそもそも科学的な要素が事件の解決に必要、もしくは犯人と深い接点があるかどうか?はドラマシリーズから連なる作品構造として”湯川学が何故必要なのか?”に関する違和感の有無が序盤非常に大事かと思っています。
    『真夏の方程式』はこの構図からすると違和感が出てしまう内容ではあると思うんですが、
    ・泊まり先で教え子となる子供がいる
    ・仕事でしばらく滞在
    この2点への納得感が強かったんですが、今作は後者はあれど前者のような関係性が薄いことからどうにも湯川学の必要性に結びつくまでに違和感が大きかったように思います。

    もちろん、草薙が親友であるという点は大きいと思うんですが、ストーリー上草薙が主人公に近い形なのでどうしても湯川先生が薄めに感じてしまった点が前作よりも評価下がっちゃったポイントになっています。

    とはいえまったくもって面白くないということはないので、湯川先生及び福山雅治ファンの方は観て損はないと思います。

    さっぱりわからない

    犯罪のトリックもシリーズの面白さではありますが、その周辺の人間関係により巻き起こるドラマの楽しさは今回もあり。
    誰が何をした?という点については、頭空っぽにして観ている鳴海は感嘆するしかありませんでした。

    ・ガリレオテーマ曲
    ・KOH+の歌
    ・「さっぱりわからない」「実に面白い」というセリフ

    など、最低限ガリレオシリーズとして欲しそうなところは網羅されていたのも及第点。

    んー、いつもと違ってめちゃめちゃ心動かされたという要因が薄めなのは評価の際に記載したところが一番なんですかねぇ。
    って言っても、真夏の方程式では家族の絆にやられてしまったわけですが。

    今回は登場人物が多すぎて感情移入しきれなかった?のはあるかもです。





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