【ネタバレあり】465本目 新感染 ファイナル・エクスプレス │ ゾンビ映画界に現れた超特急
映画レビュー/概要
465本目 新感染 ファイナル・エクスプレス2016年
監督:ヨン・サンホ
主演:コン・ユ
音楽:チャン・ヨンギュ
あらすじ
妻と別れ、実母と娘の3人で暮らすソ・ソグ。
娘が誕生日、どうしても母親に会いたいというお願いをされ、やむなく承諾し釜山行きの列車に乗る。
列車が発車する前、異様な形で乗り込んできた女性に駆け寄った乗務員が噛みつかれ絶命してしまう。
その女は引き続き周りの乗客を襲い始めるが、今度は死んだと思われた乗務員が周りの乗客も遅い始め、列車は地獄と化していく……。
評価:★★★★
『新幹線』。
『新感染』
あっwww
なんて思ったのは鳴海だけではないと思いますが、これはただのネタ映画か。
と思った鑑賞者を次々なぎ倒していったのがこの新感染。
韓国産ゾンビ映画はNETFLIXでの新作を含めかなりの作品が登場してきたように思いますが、この作品で「韓国のゾンビ映画はすげぇ」と印象付けてくれたのは間違いありません。
移動する列車の中をどう生き延びるのか?をアンサンブルで描き恐怖体験をさせてくれるこの映画は、ハラハラするけれども何度かリピートして観たくなってしまう中毒性がある楽しいゾンビ作品。
「ゾンビ映画でおすすめありますか?」と言われたら真っ先にお伝えしやすい一作。
終着駅までの道のり
列車にゾンビが入ってきて、どんどんゾンビが増えていく……。
移動中の車内ではすぐに逃げることもできないが、ゾンビが暗闇だと動けないという珍しい設定が、トンネル内を通る列車だからこその要素を多いに活かしていてかなり楽しいシーンに仕上がっている。
これがまた他のゾンビ映画と違って、
・車内の密閉性
・ゾンビ特性
・群像
の3点が絡んでワクワクするんだよなぁと勝手に頷きながら文章打ってます。
マ・ドンソクの無双っぷりも最高なんですが、この作品で泣きそうになっちゃうのが父親が父親らしくなる最後。
最初はただの仕事人間だったものが、ゾンビアウトブレイクを通して娘のために必死になっていく主人公の生き様がなんとも悲しい。
こういうファミリー要素まで入れてくるからズルい。
恐怖と楽しさの感情が列車のスピードの如くあっという間に駆け抜け、2時間という時間がさっと過ぎてしまうくらい心地よい疾走感。
何はともあれ、ゾンビ好きの方には是非観ていただきたい一作。
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