映画レビュー/概要

463本目 22年目の告白 -私が殺人犯です-
2017年
監督:入江悠
主演:藤原竜也
音楽:横山克

目次
  • あらすじ
  • 評価:★★★★
  • 耳打ち



  • あらすじ

    1995年。
    非情な連続殺人事件が時効となり、事件は幕を閉じてしまった。

    それから22年後。
    犯人を名乗る男が登場。自身の告白本はベストセラーとなり、世間を騒がせる。

    一方、犯人の独占インタビューを実施しようとするテレビ局が動くのだが……。

    評価:★★★★

    ※原作未見

    藤原竜也がまたまた日本中を騙す!?!?
    ということで、序盤から中盤まで騙していたのは真犯人のためであった、という流れ。
    あまりにも大々的なプランなので度肝を抜かれましたし、邦画のサスペンスの中でもかなり好きな印象です。

    後から知ったんですが、実は韓国映画のリメイクだったんですね。
    日本オリジナルの展開も一部あったそうですが、概ねは同じということであまりにもおかしな改変をされたわけではなかったとのことで。
    観る機会があればそちらの映画を鑑賞して、そちらとの差異は改めてお話できればと。

    耳打ち

    とあるシーンでの違和感。
    鳴海は基本邪推せずに映画を観ることをモットーにしているので、観ている人を騙そうとする流れにはそのまま乗っかりたいタイプです。

    サスペンスにおいて、最後の盛り上がりのために途中の伏線をうまく置くことは大事です。
    今作における伏線の1つ、曽根崎と牧村が耳打ちしているシーン。
    藤原竜也の演技で、心底嫌われる最悪野郎が怒らせているように見えますが、後半で語られるように文字通りの演技だったわけです。

    真犯人のみならず、まんまと観ているこちらも嵌められました。
    物語の流れもありますが、こういうシーンでしっかり観客を引き込んでくれる藤原竜也の演技が好きすぎるので今作を推したい気持ちはかなり強めです。





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