映画レビュー/概要

780本目 学校の怪談
1995年
監督:平山秀幸
主演:野村宏伸

あらすじ
夏休みに入る前日。
忘れ物を取りに学校へと戻った夏美だが、サッカーボールが勝手に旧校舎へ向かって行くのを目撃する。
誘われるかのようにそのボールを追っていくと、トイレで得体の知れない”何者”かに襲われてしまう……。

評価 ★★★
子供向けホラーなんですが、大人でも楽しめる要素があるという点はポイント高め。
当時怪談ブームがあったことを鳴海はちょうど世代のため記憶に新しくはないけど一応知っている、という程度の感覚でしかありませんが、やたらとそういうホラーやら怪談話、学校の七不思議なんてなものをよく聞くようになった時期だったかと思います。
そんなこんなで、映画化された『学校の怪談』はそういう流行りも相まって大人気シリーズに。

子供の頃観ていて楽しかった部分はストレートに面白いと思えない部分も多くなってきてしまいましたが、その分大人としての楽しみがあるというのがこの作品の奥深いところ。
以外にも、子供と大人の見え方の違いが面白く見えて、ちょっとノスタルジックな気分にさせてくれるところがお楽しみ要素として光っているかと。

もう夏休みも終わりますので、最後の夏を楽しんでいただくために敢えてこちらのレビューを優先して掲載させていただくことにしました(大人の夏休みはとっくに終わりましたが 血涙)。



目次
  • 学校×ホラー
  • 一番怖いお化けはどれ?



  • 学校×ホラー

    時代も時代なので、映像クオリティとしてのツッコミどころはさておき、序盤からメリーさんやテケテケ等、怪談といえばこの方々という人気キャラ(?)が登場。

    サッカーボールの軌道はどう考えてもおかしいのでそれこそ目を瞑った方がいいんでしょうけど、そこに釣られる小学生を観ていて「そりゃねぇだろ」と心の中でツッコミをいれてしまうのは大人になったからでしょうか。

    一作目から、

    • 学校から出られない。
    • 大人1名と子供数名が怪異に出会う。
    • 何かの条件を満たすと出られる。

    というテンプレートはここで既に確立され、後の2作品に対する影響はかなり大きいと見えます。4作目に関しては監督は同じですが、趣向が序盤から違うのでそのお話は4作目のレビューの時にでも。

    箇条書きした内容こそ大人も楽しむポイントだよなーと思いつつ、子供の頃楽しめていたのは夜の学校で、数名の知り合いと逃げられない学校で色んな出来事に遭遇するというのがある種羨ましいと思っていたような気がします。

    夜のお祭りがやたらとテンション上がるのは、日常ではあまり見ない夜の景色を見られるというところでしょう。
    学校は基本日中でしか居ない空間なので、旧校舎の木造建築という見るからに古い場所はちょっと怖さ助長しすぎですが、こうして第三者視点で観ている分には面白そうに見えるので、映画作品として子供が喜ぶというのはこういうところがミソなのかもしれません。

    一番怖いお化けはどれ?

    貞子や伽椰子のようなアイコニックホラーキャラクターが登場しているわけではなく、”トイレの花子さん”や”口裂け女”等、いわゆる都市伝説や怪談で有名なキャラクターに焦点が当てられているので何が一番怖いっていう印象は昔からあまりありませんでした。

    とはいえ、ホラー作品ですから一応怖かったやつを列挙しといた方がいいかなーと思いますが、個人的にはラスボスのクマヒゲさんですかね。
    あれ、ただでさえ存在感が浮いていて怖いのに、変身していく過程とか最悪じゃないですか。

    好きなキャラで言えば、ベタですけどやっぱりテケテケじゃないですかね。
    リアルな話、テケテケって実際の所業を知るとマジでヤバいやつであることは間違いないんですが、このシリーズにおいては明らかに笑いを誘うキャラとして描かれているのでほんわかしますよね。

    ©東宝 『学校の怪談』より
    ↑明らかにファンシーでネタ枠なテケテケさん





    #鳴海の一人でキネマ
    #学校の怪談
    #映画レビュー