映画レビュー/概要

778本目 ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 Jurassic World: Dominion
2022年
監督:コリン・トレヴォロウ
主演:クリス・プラット
評価:★★★

あらすじ
ジュラシック・ワールドの恐竜が世界に放たれてから4年。
人類と恐竜が共存しなければならない状況となり、世界各地で問題が起きていった。
恐竜以外にも、巨大なイナゴが食物をどんどん荒らし、人類への被害が更に拡大していく。

その原因を突き止めるため、エリー・サトラー博士がアラン・グラント博士の協力を仰ぎに発掘現場へと向かう。



目次
  • レジェンド集結
  • 気持ち悪すぎる……。



  • レジェンド集結

    『ジュラシック・ワールド 炎の王国』から4年。
    ジュラシック・ワールド3部作のラスト、かつジュラシック・パークから続いてきた6本に連なるシリーズの最終章ということで大いに期待が膨らんだ今作。

    一番最高なのは、やはり新旧主人公キャストが勢ぞろいするという点ですよね。
    いやほんと、2022年はエモ映画のオンパレードですよ。
    スパイダーマンもゴーストバスターズもトップガンも……。年内で更にどれだけエモ作品が公開するのやら、というところですが、サム・ニールとクリス・プラットが並ぶ絵も最高の味わいでした。

    やっぱり、ベタだけどこういうのが観たくなっちゃうんですよねー。単調ですけど。

    気持ち悪すぎる……。

    ことの発端として、前作ラストで恐竜が解き放たれたことによって本当に”ジュラシック・ワールド”になってしまったっていう皮肉は最高だったんですが、恐竜たちより更に暴れてしまうのがイナゴっていう点についてはちょっと残念でした。
    そして、巨大イナゴが群れをなして移動するシーンも、そのイナゴを手づかみしないといけないシーンは最高に気持ち悪い……。

    最終章にしちゃあ、ずいぶんと虫が活躍するっていうところに目を瞑るとして、今作が最高だなって思ったのは、

    ・最後にして新旧キャスト勢ぞろい
    ・マルタ共和国のシーンが最高すぎる

    これについては本当に最高でした。
    クリス・プラットって、馬に乗ってもバイクに乗っても宇宙船に乗っても(スターロードの方)めっちゃかっこいいですよね。
    ラプトルから逃げつつ、街に放たれてしまった肉食恐竜が人々を襲う中を交わしつつのバイク捌きはマジでかっこよかった点かと。
    シリーズ中屈指の最高シーンです。

    また、アラン博士もエリー博士もマルコム博士も相変わらずで、彼らを改めて観られたこともやはり嬉しかったシーンです。
    こうして締めくくりに最初のメンバーが集まるっていうのは本当に素晴らしいことかと思いますし、やっぱりT-レックスが例え強い相手であっても倒すっていう定石を外さなかったのも◎(どう考えても単体では勝てなかったですが)。

    究極的に、「めっちゃ面白い!!」と「うーん、なんか物足りないなぁ」の振れ幅と「もう少し話進んでくれんかなぁ」がめちゃめちゃ板挟みになって★3に落ち着きました。





    「誰も、動くな  --オーウェン・グレイディ&アラン・グラント」
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