映画レビュー/概要

777本目 キャメラを止めるな!/Coupez!
2022年
監督:ミシェル・アザナヴィシウス
主演:ロマン・デュリス
評価:★★★

あらすじ
映画撮影中、突如ゾンビが現れ撮影クルーを襲う。
絶体絶命の状況だが、その仕掛けをしたのは映画監督で……。

色んな意味でドキドキな30分ノンストップゾンビ映画、を撮った人たちのお話。



目次
  • リメイクだけどリメイクじゃない要素
  • これがフレンチ式!



  • リメイクだけどリメイクじゃない要素

    『カメラを止めるな!』の衝撃は2018年に味わったので、正直リメイクと言われてもそんなに期待値でいうとそんなに高くはありませんでした。
    んじゃ、なんで観に行ったっていうと興味の方がめちゃめちゃ高かかったのは間違いないと思います。
    一応、ネタがわかっていても面白いのがカメ止めの要素でもあったので、リメイクされて余程変な改変が無ければそこそこは楽しめるだろうくらいな心持ちでした。

    実際に中身を見てみると、おおよそは元作品の筋となんら変わらないのですが、大きく喜んだのはただ同じことをしているだけではなく、あくまで『カメラを止めるな!』の世界と同じ世界線であるということでした。
    日本でカメ止めがヒットして(劇中内にゾンビ作品として)、それをそっくりやっちゃいましょう!という設定にしたのはなるほどただ同じことをしているだけじゃん!なにこれ!って思ってきたいつものなぞるだけリメイクと違って楽しめる要因になっていたかと思います。

    ですが、裏を返せばその弊害としてまったく同じ事件が起きすぎというのも考えものでした。
    監督役が事故る顛末も、酒癖の悪い役者がやっぱりお酒を飲んでやらかす展開もまったく同じですし、何より違和感を掻き立ててしまったのは作中内で監督が『カメラを止めるな!』を参考として観ている点にあります。
    なので、よりいっそうにメタっぽく「ここまで同じことって起きるもんかよ…」くらいな発言だったりとか、原作と同じことが起きてしまっていることをより一層コメディとして笑わせにいく方向で展開やセリフを追加したら尚良しだった気がしています。

    とは言え、要所では結構笑わせていただいたので、楽しかったという感想は間違いありません。
    うだうだ書き連ねましたけど、カメ止めはやっぱりカメ止め。
    あ、いや、キャメ止めでした。

    これがフレンチ式!

    同じ展開はありつつ、所々伸ばしたりしているシーンがあるのもまた注目ポイントでした。
    特にわかりやすいのが、例の水を飲んでお腹を下す俳優さんの下りです。
    日本版はもう少し短かったのですが、キャメ止めでは配役に戻すまでにたっぷり時間を使ったのはナイスだったと思います。

    あと、めちゃ光っていたのは音効さんのSEを入れるタイミング。
    あれはかなり良いリメイク要素だったと思います。
    映画のSEかと思ったら、ただお遊びで茶化すために音を鳴らしていただけっていう下りはネタとしては一番笑ったかもしれませんw
    監督が頭抱えて悩んでいる状況で音楽鳴らしているの普通に笑っちゃいました。

    こういうリメイク前との違いを探したりするところも楽しめる要素かなーとは思いますが、とはいえ前半で記載した違和感や、言うてもやっぱり「カメラを止めるな!」に内容をなぞっているということに変わりはないんで、楽しい★3つとして評価させていただきました。





    「キャメラは止めない!  --ヒグラシ」
    #鳴海の一人でキネマ
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