映画音楽/概要

1曲目 Black in Back/バック・イン・ブラック
1980年
アーティスト:AC/DC

映画の話を語るなら挿入歌、主題歌の話もせざるを得ないと思い、まず何を一曲目に持ってくるか悩んだ結果、MCU第一作目『アイアンマン』の冒頭で流れるこの曲に決定しました。

Back in Blackが収録されているアルバムの総売り上げはなんと5,000万枚を超えているという訳わからん数字を打ち立てているんですが、鳴海が初めてエンカウントしたのはまさにアイアンマンでの冒頭。
初めてアイアンマンという作品を観る時、MCUだのインフィニティストーンだのマルチバースだの訳わからん話はまったく頭に無い状況だったので、純粋にヒーロー映画を観始める心持ちでした。

なので、アイアンマン=トニー・スタークがどういう人物であるか?この映画がどういう作品の色をしているのか?を色濃く表しているように思えました。
映画の中で流れる曲を選ぶセンスもまた、映画をレビューする上では外せない要素だったので、わかりやすくお話できるこの曲をチョイスしたのは我ながら良い判断だと勝手に思いつつ記事を作成しております。

※注意※
本記事は『アイアンマン』及び『アベンジャーズ/エンドゲーム』、『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』のネタバレを含みます。



目次
  • アイアンマンのエモから始まり
  • スパイダーマンのエモで終わる


  • アイアンマンのエモから始まり

    始まりは2008年の『アイアンマン』より。
    この作品が起点となり、今や(2022年8月現在)フェーズ6まで予定されているマーベル・シネマティック・ユニバースが大展開するに至ったという驚愕の作品。
    トニー・スタークを演じるロバート・ダウニー・Jrがハマりすぎていたとか、今までのヒーロー映画の中でもリアリティ重視な風潮がぴったりなご時世になったとか、様々な要因によって映画は大ヒット。

    そんな中でも忘れちゃいけないのが挿入歌。
    一番最初に流れるこのバック・イン・ブラックが、世界観を一気に引き込むのに一役買ったのは言うまでもありません。
    どうやら設定(というか、ロバートダウニーJrの趣味?)では、トニー・スタークがAC/DC好きだから車内で流していたとかそういう理由らしいんですけど、にしてもこんなに序盤からピッタリな曲もあるんかっていうくらいドはまりですよね。

    正直なところ、AC/DCというアーティストを全然知らなかった鳴海が他にどんな曲があるんだろう?と調べるレベルで印象的なこの曲。
    アイアンマンだけではなく、MCUを語る上では是非この曲は要チェックとしていただきたいところ。

    スパイダーマンのエモで終わる

    なーんてな話をしたのもつかの間、『アベンジャーズ/エンドゲーム』にてサヨナラしてしまうアイアンマン。
    号泣しまくったあの作品が終わった次に公開されたのが『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』。

    傷がいえないままにピーターの旅行を見守っていたんですが、フェーズ3の締めくくりに相応しいかつ、キャッチコピーの”鉄の意志を継ぐ”という言葉その通りに、トニー・スタークさながらにスーツを用意する際、バック・イン・ブラックが流れるという神演出。

    つまり、『アイアンマン』に始まったインフィニティサーガフェーズ1から『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』で締めくくられるフェーズ3が、バック・イン・ブラックが始まりと〆を担ったというわけです。

    11年続いたシリーズの中で、こういう曲があると考えると映画の挿入歌や主題歌ってめちゃめちゃ大事だなって記事を書きつつ改めて思いました。

    調べたり書いたりしているだけで楽しかったので、機会がありましたらまた次回お話させてください。
    逆に皆さんが映画音楽で推せる曲、ありましたら是非ツイッター等で教えて下さい。





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