映画レビュー/概要

772本目 グレーゾーン
2021年
監督:宏洋
主演:宏洋
評価:鳴海非推奨

あらすじ
借金取りに捕まり、暴行を受けていた灰原。
偶然その場に現れた黒崎一葉に助けられ、その後使用人として働くことに。

ある日、黒崎家の当主が暗殺され、葬儀の場で敵対してきた白川家が乗り込んでくる……。



目次
  • B級好きは
  • そのセリフかっこいいけど、その設定にしなくて良くない?



  • B級好きは

    前提ですが、この作品はクラウドファンディングにて制作された映画。
    B級映画属性の稚拙な描写が入ってしまったり、鯉が居ない池に鯉が居る体で餌をやっていても仕方がない。なんせ、予算が無いのだから。

    そういう状況ですから、B級な作品に抵抗がある人はまず観ない方がいいでしょう。
    それをクリアできる人はある意味でハマってしまうかもしれません。

    物語自体は極道系なのですが、普段から極道関連の映画を観ていないからといって観れないことはありません。むしろ、マジもんな極道系作品を観ていたら殺意が湧くレベルかと。

    鑑賞した鳴海はというと、一言で表すと”虚無”でした。

    そのセリフかっこいいけど、その設定にしなくて良くない?

    ある意味で本当に何も喋ることが無い映画よりむしろ喋れてしまうんですが、
    ・冒頭からギャグが笑えない。この笑えないノリが最後までずっと続く。
    ・極道の一家が居るには流石に狭すぎるロケーション。
    ・オチを何段にもつけてくる構成で、かつその途中「は?」と言いたくなる顛末有り。
    と、終始観ている側のツッコミどころ満載。

    演技がめっちゃ光るかというとそこまで褒めるレベルではないですし、ここって良いよねって思ったポイントも特に無しでした。

    そういう意味での虚無。
    強いていうなら、こういうキャラ嫌いじゃないって人物が少し出てくるくらいなもんで、それが結局活かされるかというと別にそういうわけでもなく。





    「8秒きっかりで仕留めてやる。  --黒崎慎司」
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