映画レビュー/概要

766本目 ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷/The Grudge
2020年
監督:ニコラス・ペッシェ
主演:アンドレア・ライズボロー
評価:★★

あらすじ
刑事のマルドゥーンが変死体の事件現場へと向かう。
その近くに足を踏み入れると悪霊により殺されるという屋敷があるという噂があり、実際に屋敷へと入っていくのだが……。




目次
  • 呪怨なのに御大将を出さないとは何事か
  • そりゃ対して話題になりゃしませんわ



  • 呪怨なのに御大将を出さないとは何事か

    『THE 呪怨』に続き、ハリウッド版呪怨を改めてリブートしようとしたこの一作。
    残念ながら伽椰子が出てくるのは序盤だけで、後から出てくるのは犠牲になった人たちだけ。
    つまり、別に呪怨じゃなくてもいいっていうレベルのホラー作品に成り下がってしまったというわけです。

    事実、それっぽい要素って喉の音だったりシャワー中に手が出てくるとかそういうくらいなもので。
    後は時系列をバラバラにして見せる形式とか。本当にそれくらいなもんです。
    それも、時系列をバラバラにする意味も特になく。最終的に「あぁ、だからこういうことが起きていたんだな……」っていう気付きがあるから面白いのに。

    これはやっちまいましたね。

    そりゃ対して話題になりゃしませんわ

    怖かったシーンといえば一番最初の伽椰子が登場するシーン場面くらいで、他は普通にありきたりなごく平凡なホラー描写ってところです。
    雰囲気として怖くないこともないんですけど、「あー、ですよねー」っていうパターンがひたすら続き、今までのシリーズでやり尽くしたことをただ追っているような気分に。

    それだったら別に無くてもいいですよねっていうレベル。
    事実、先述のように伽倻子も俊雄も出てこないですし。

    残ったものはスタッフロール時のシーンそのまま。
    ”虚無”

    ホラーとしてもそんなにオススメするレベルでもないですし、リピートして見ようと思う程もなく。





    「日本から持ち帰ってきたんだ。呪いを。  --ウィルソン刑事」
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