映画レビュー/概要

763本目 モービウス/Morbius
2022年
監督:ダニエル・エスピノーサ
主演:ジャレッド・レト
評価:★★★

あらすじ
血液系疾患に子供の頃から苦しんでいるマイケル・モービウスは、医者となり自身の病気のみならず、同様の病気で苦しんでいる人を助けるために研究を続けていた。
その答えの鍵となりえるコウモリから得た薬をテストした結果……。

※冒頭から速攻でネタバレの話出しますのでご注意!



目次
  • 結局そんなに悪いことはしない
  • 映像美は間違いない



  • 結局そんなに悪いことはしない

    『ヴェノム』に続くソニーのスパイダーマンユニバース3作目。
    ノーウェイホームで世界観が完全にややこしいことになり、こちらにも余波はしばらく続きそうです。
    いきなりCパートの話しますけど、バルチャーがこっちに来たことよりも、全然悪いことしていなかったモービウスがいきなり悪役っぽくなることが無理すぎるのでは?という疑問を残して終了。
    「どうせなんかあるでしょ」くらいな心持ちで観ていたので、全然ドッキリはしなかった上にどうすんだこれ?が先行してしまうドッキリ。ただただモヤって終わってしまった……。

    終始物語はド安定な話をなぞって進んでいき、最終的にはそんなに悪いことをせず終わっていったモービウス。
    全ての罪が友人のマイロへと向けられる展開に。
    ヴェノムはバディ・ムービーとしての楽しみがあっただけに、こちらは程々なアクションと既視感が無きにしもあらずなヒーローオリジンとして進んだため、
    「そんなに悪くはないけど、めっちゃ推すほどではないなぁ」という感想に。

    ただ、間違いなく推せるポイントはあるのでそういう意味では劇場で観る価値があるとは思っています。

    映像美は間違いない

    圧倒的にズバ抜けて良かったのは、モービウスの高速描写。
    マトリックスのバレットタイムのような(というかほぼそれなんですけど)演出と映像美は最高でした。これがあったので映画館で観てよかったとは思っています。

    マイロとの最終決戦はもう少しド派手にドンパチやりあって欲しかったですし、『ヴェノム』の時のようにフィギュアで飾りたくなる1シーンと言えるくらい印象的なものがあれば嬉しかったんですけどね……。
    コウモリの大群だと、既に『バットマン ビギンズ』でもやっていたことですし直近でバットマン公開しちゃったから尚更ややこしいですよね……。

    そういう意味でも後ひと押し!を感じたい一作でございました。





    「俺は”ヴェノム”だ。 --モービウス」
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