【ネタバレなし】762本目 ザ・バットマン │ 実写バットマン史上一番陰鬱
映画レビュー/概要
762本目 ザ・バットマン/The BATMAN2022年
監督:マット・リーヴス
主演:ロバート・パティンソン
評価:★★★
あらすじ
目次
長いことだけ除けば
もはや爽快
監督:マット・リーヴス
主演:ロバート・パティンソン
評価:★★★
あらすじ
バットマンが悪と戦い始めて2年。
ゴッサムシティで新たな事件が発生し、犯人は名指しで”バットマン”へのメッセージを残す。
長いことだけ除けば
『ダークナイト』以来単作として登場した久しぶりのバットマン。
諸事情で残念ながらDCEU版ベン・アフレックバットマンは単作登場ならず。
ロバート・パティンソンがめちゃくちゃバットマンファンであるということはうっすらと噂で流れてくることが多かったんですが、実際に彼がバットマンをやるとなると世のファンはいつもどおり反発していたご様子。
いやいや、もういい加減この下り無くていいですよねw
『バットマン・ビギンズ』でクリスチャン・ベールがやるなんてイメージに合わない!なんて言ってたら手のひらクルーでしたし、ティム・バートン版の『バットマン』の時だってマイケル・キートン云々の下りがあったので。
つまりは、誰が演じるというよりもどういう物語なのか?の方がかなり重要な気がしており。
なんてバットマン演者の話は一旦置いときますが、今作は表題の通り本当に陰鬱です。
明るいシーンが”意図”して少ないのは後半のためではあると思うので納得ですし、そういう世界観であることになんら違和感はありません。
ゴッサム・シティは犯罪の多い都市ですし、貧富の差が開きすぎている点も原作準拠だと思うので、そういった陰鬱さは非常に色濃く描きだされているかと。
悪役はリドラー主軸でペンギンがちょっと出ている感じですが、リドラーが今まで実写された中でも一番知能犯としての描かれ方がリアルかと。
ゾディアック事件を模しているだけあって、厄介な事件の様相を呈していますが、バットマンを”探偵”という軸で描くためにキャラクター設定した点も納得な出来。
なんですけど、ここからが賛否な気がしています。
・全体が約3時間程あり、アクションというより事件を追うバットマンに焦点が当てられている。
・ダークナイトの時のようなかっこいいバットマンというより、まだ新米感拭えない。
(笑ってしまうようなミスもあり)
鳴海個人としては前者が一番厳しかったかなぁという印象です。
話自体は決して悪いものではないですし、ロバート・パティンソンのバットマンも歴代で考えても好きな部類だと思ってます。
なんですけど、いくらなんでもちょっと長すぎでは……と。
もう少しシンプルでも良かったのでは??
探偵×ヒーローの軸がドハマリな人にとっては神作品かもですが、既存のようなバリバリアクション系作品をお望みの人にとってはちょいと退屈に感じるかもです。
もはや爽快
一番気持ちよかったのは打撃音。
IMAXで鑑賞したからっていうのは間違いなくあったかと思いますが、悪い人間には容赦なく殴り続けるバットマンが爽快に感じたのは鳴海だけじゃなはず。
ダークナイトの時のバットマンも、影の組織流体術で捌いていくのがかっこいいと思いましたが、この悪を断じて容赦せず殴り倒していく姿は既存のヒーロー像とはまた違った味わい。
毎日不健康な生活を送る彼の姿をずっと観ていたい気もしますが、前述の通り続編で描いてくれればよかったのに、と。
「俺は”復讐”だ。 --バットマン」
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