映画レビュー/概要

454本目 ジェイソンX 13日の金曜日/JASON X
2002年
監督:ジェームズ・アイザック
主演:レクサ・ドイグ
評価:★★★★

あらすじ
クリスタル・レイクで大勢の人を殺してきた不死身の殺人鬼、ジェイソン・ボーヒーズ。
その生命力を解き明かすために、科学調査班が確保に向かう。
確保したが、冷凍された状態から復活したジェイソンは殺戮を続ける。
唯一生き残ったローワンがなんとかジェイソンを低温室に隔離することはできたのだが、そのまま自身も冷凍冬眠の状態となってしまう。
それから400年後、荒廃した地球を救うべく動いていた調査班がクリスタル・レイクの調査班がたまたまローワンとジェイソンを見つけ……。



目次
  • まさかの宇宙編!
  • バリバリのSF作品



  • まさかの宇宙編!

    今までクリスタル・レイク”中心”に殺人を行っていたジェイソン。
    彼はニューヨークに旅行しに行ったこともありましたけど、今度はなんと地球を離れて殺人事件。

    そもそもジェイソンを捕獲しようなんていう無謀な話からスタートするわけですが、そこから何百年も冷凍状態になり、サイボーグ殺人鬼として復活するというとんでも設定。

    明らかに異色作ではありますが、だからこそ面白い点は多め。
    キャラクターも個性爆発ですし、何よりラストまでいい意味でも悪い意味でも思わずクスっとしてしまうシーンのオンパレード。

    明らかに殺人鬼を扱うには度が過ぎちゃっている設定ですが、何も彼だけSF色に染めたわけではございません。

    バリバリのSF作品

    設定もさることながら、未来、宇宙船、第2の地球、そしてなんとロボットまで出てくるというSF設定へのこだわりっぷり。
    ある意味、二次創作でジェイソンを宇宙に飛ばしてみようぜ!っていうノリを全開でやった映画に他ならないんですけど、無駄に二番煎じを続けていたシリーズの途中に比べれば、これくらいぶっ飛んでる方が印象に残りますし何より面白い(笑えるっていう意味で)。

    実際、他の作品よりも今作のイメージは強烈に残っており、そういう意味で言うと下手な13日の金曜日よりもよっぽど楽しめるのではないでしょうか。

    SFに対して免疫が無い方には一切オススメできませんが、特段そういうこだわりは無いし、湖に来た若者を殺人鬼が殺すだけでは物足りない人には超絶オススメな一作です。





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