映画レビュー/概要

753本目 ザ・スイッチ/Freaky
2020年
監督:クリストファー・B・ランドン
主演:ヴィンス・ヴォーン
評価:★★★

あらすじ
いじめに遭っている女子高生のミリーが、とある夜殺人鬼に襲われてしまう。
一命は取り留めたものの、次の日になると殺人鬼と身体が入れ替わってしまい……。



目次
  • 私達、入れ替わってる!?
  • 明らかに13日のアレ



  • 私達、入れ替わってる!?

    古来のヤバいアイテムのせいで殺人鬼と身体が入れ替わってしまった女子高生のミリー。
    そんなアイテムで人を殺そうとする殺人鬼も予想外だったとは思いますけど、敢えて戻ろうとせずに女子高生のまま殺人を繰り返しちゃうあたりどこか楽しんでいるのは?と思ってしまう。

    入れ替わり系作品の醍醐味といえば、入れ替わった相手と自分のギャップがいかにあるか?がポイントになると思いますが、今作はいかんせん不潔な殺人鬼なので入れ替わっても嬉しくない。東京のイケメン男子ならまだしも、人殺しなので町を歩くのも一苦労。
    そんな描写がふんだんに盛り込まれつつ、殺人鬼側も女子高生であることを利用して学生たちを殺していく。

    強いていうなら、もう少し殺人鬼が暴れまわるシーンが控えめでもう少し殺人シーンがあっても良かったのでは?と思いつつ、女子高生の身体であるギャップのせいで殺人がうまくいかないシーンでバランスを取っているとも言えてしまう。

    どちらにせよ、ヴィンス・ヴォーンの女子高生演技は最高でした。

    明らかに13日のアレ

    日付表示の字体とマスクの演出といい、明らかに13日の金曜日リスペクト。
    序盤の殺人については映画内の映画?でも見せられているのかと思うクオリティでしたが、敢えての本編。

    今作がコメディ的要素を押し出しているのはわかったんですけど、流石にフォントがほぼそれすぎてそこで笑い誘われましたねw
    本家が静かなので、こういう演出があるとファン的にはこっそりと嬉しいところ。
    全然関係無い話になっちゃうけど、本家ジェイソンさんが戻ってくることはないのかなーと思っちゃいました。

    なんだかんだで、★3つにしていますがコメディ要素、設定の面白さで言うと★4に差し掛かっている感じではありました。





    「私はいいタマよ。 --ミリー・ケスラー」
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