映画レビュー／概要

516本目 ヴェノム/Venom
2018年
監督：ルーベン・フライシャー
主演：トム・ハーディ
評価：★★★

あらすじ
サンフランシスコで記者として働いていたエディ・ブロック。
ライフ財団が危険な人体実験を行っていることを問い詰めようとしたが、財団により裏で手引された会社がエディをクビにする。

そんな財団を打ち倒そうと、ライフ財団の研究所に忍び込むのだが……。



目次
  • ヴェノム単体作品
  • 悪というには可愛らしい
    •


    ヴェノム単体作品

    原作ではスパイダーマン絡みで登場するヴェノムが、なんと単作にて登場。
    今までは『スパイダーマン3』に登場したまま、それ以後の登場は特になし。
    MCUでも全然音沙汰のない状況でしたが、まさかの単作登場。

    それまでのソニーマーベル作品のことを考えると、人気キャラクターが実写映画でコケてしまうととんでもないことになりそうな予感がしていましたが、なんとその予想を覆しての面白さ！

    めちゃくちゃ褒めちぎる程ではないですが、ヒーロー単作映画、ぐねぐねした得体のしれないエイリアンが人と共同しつつ相手を倒していくアクション映画としての楽しみは◎でした。

    悪者ぶっているわりには、全然優しかったりすぐに地球のことを大好きになって自分の星のことなんてお構いなしなところはちょっと違和感ありましたが、とりあえずの面白さはあるのでオッケーです。

    悪というには可愛らしい

    エディ・ブロックに乗り移ってから、普通に可愛らしいエイリアンとして一緒に問題解決。
    グロテスクなシーンはカットしつつ、残虐なシンビオートを演じるかと思いきやちゃんと守って上げるなど優しい一面を見せていく始末。

    原作通りであるといえばあるのかもですが、ヴィラン的なヴェノムを想像している人からすると、全然悪くないじゃんっていう視点が先行してお門違いな印象を受けていたかもしれません。

    鳴海個人としてもその点は否めず、どうしても普通のダークヒーローに良くも悪くも見えてしまう部分の差し引きで★3つに落ち着いております。
    とはいえ、楽しいことに間違いないので、★4寄りな★3って感じです。





    「We are Venom.」
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