映画レビュー/概要

746本目 キングスマン:ファースト・エージェント/The King's Man
2021年
監督:マシュー・ヴォーン
主演:レイフ・ファインズ
評価:★★★

あらすじ
1914年。
世界大戦を起こそうと裏で暗躍する組織に対して、英国貴族のオックスフォードが阻止するべく戦いを挑む。

イギリス独立諜報機関”キングスマン”の誕生秘話が今ここに。




目次
  • リアル戦争映画×キングスマン
  • アクションの楽しさは流石



  • リアル戦争映画×キングスマン

    7度もの延期を経てようやく公開されたキングスマン第三作目。
    色々な意味で不幸が重なった今作への期待値は、シリーズのファンからすると爆上がりどころではなかったことでしょう。
    そういう鳴海も非常に楽しみにしていた作品ではありますが、キングスマン誕生の秘密が明かされることだけに、1,2作目のような華やかさな無いんだろうなとどこか消極的な気持ちにもなっておりました。

    鑑賞してすぐに思ったことと言えば、
    ・キングスマンシリーズに繋がる要素は散りばめられている。
    ・とはいえ、世界情勢を絡めた話が非常に多く、戦争映画の基盤が色濃い。よって、キングスマンらしさ、みたいなものが垣間見えるまでにかなり時間がかかる。
    ・悪役は相変わらず濃ゆい。やっぱりこのシリーズの悪役はこうあって欲しい、を実現してくれている。

    などなど。
    アクション映画としての楽しさは確実にありますし、間違いなくキングスマンの前日譚としても楽しいのは間違いなしです。

    アクションの楽しさは流石

    ラスプーチン戦、そして羊飼い戦のアクションシーンはシリーズ随一の名シーン入りになったことは間違い無いでしょう。

    剣捌きを剣の視点から追いつつ、俯瞰と1人称、更には壁面の影を使って演出するシーンは格別でございました。
    こういう目新しいシーンをどんどん取り入れてくれるのがキングスマンの好きなところですね。
    ガジェットが少ないのは組織発足前なので少ないのはしょうがないとしても、こういう目で観て気持ちいいシーンを多く見せてくれるところは最高です。

    次回作で一応ラストみたいなので、だらけることなくキレイに完結してくれることを祈ります。





    「マナーが紳士を作る。 --羊飼い」
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