【ネタバレあり】743本目 マリグナント 狂暴な悪夢 │ ホラー映画を観に来たと思ったら上質なアクション映画だった件
映画レビュー/概要
743本目 マリグナント 狂暴な悪夢/Malignant2021年
監督:ジェームズ・ワン
主演:アナベル・ウォーリス
評価:★★★★
あらすじ
とある怪我を発端に、マディソンは恐ろしい悪夢を観るようになる。
しかし、観ている悪夢は現実で起きていることを知り……。
これぞジェームズ・ワンの集大成?
ソウシリーズ、死霊館シリーズ、ワイスピ……。
様々な映画を監督してきたジェームズ・ワンが手掛けるホラー映画の最新作『マリグナント 凶暴な悪夢』。
ブロックバスター作品を手掛けつつ、低予算系作品も手掛けていく彼の集大成的な作品と評する方は多いですが、ご本人もインタビューでそんなことを言っていたようなので(※)そういうことなのでしょう。
取ってつけたように言いますが、鳴海もそう思いました!(小物の感想)
※参考:ムービーウォーカー様
https://moviewalker.jp/news/article/1059561/
ストーリーとしては、正直序盤から中盤にかけてはB級ホラー映画のテンポでゆるりと進んでいきます。特筆するほどの怖いシーンは無いにしても、やはり多くのホラー映画を撮ってきたジェームズ・ワンならではのカメラアングルは最高。
いやー、これは流石に高い評価を付けるには物足りないなー(遠い目)と思いきや、とんでもないものを引っさげて終盤殴りかかってきましたね。文字通り。
ホラー×アクションの集大成?
OP映像のちょっと(どころじゃない)グロい映像はどういう意味があるのか?と思ったら、ガブリエルとマディソンを分離させるときの手術映像だったんですね。
今でもガブリエルはマディソンの中に居て、眠りから覚めてしまったがために復讐劇がスタート。
牢屋の女性陣を全員皆殺ししていくだけでは飽き足らず、サブで活躍する刑事たちすら圧倒。
マトリックス公開前に、ワーナーのアクション映画の代表作ってマリグナントだっけ?って思うくらいかっこよすぎるシーンの連続。
ヴィランに魅力があると作品の面白さが増すなんて話をよくヒーロー映画のレビュー時に話していますが、ホラーでありつつもアクション面で魅力を増大させたジェームズ・ワンは偉大すぎる。
中盤までの緩さをこのアクションと物語の展開で一気に変えてしまうのは、さすがとしか言いようがありませんね。
手術を含む映像の恐ろしさだけではなく、アクションも込みでキャラクターを魅せてくれるマリグナントは是非ともたくさんの方に観ていただきたい一作でございました。
いやー、ガブリエル無双のシーン繰り返しみたいっすわ。
「ガブリエルよ。 --マディソン・ミッチェル」
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