映画レビュー/概要

740本目 キャッシュトラック/Wrath of Man
2021年
監督:ガイ・リッチー
主演:ジェイソン・ステイサム
評価:★★★★

あらすじ
現金輸送専門管理会社に1人の男が就職する。
その男はテストで並の成績だったが、現場でテスト以上の実力を発揮。
現金を死守したことにより、会社からはヒーロー扱いされているが、中には彼を疑う者も現れ始め……。


目次
  • ステイサムの圧
  • こう言ってはなんですが



  • ステイサムの圧

    現金輸送車を守る男は英雄か、悪役か、という作品。
    ジェイソン・ステイサムが主人公を務め、そのいかつい肉体と表情で敵の腰を砕いていく姿を楽しむ作品でございました。

    時系列が少し入り乱れるので、混乱してしまう方もいらっしゃったかもですが、徐々に物語が進むにつれてどういう意図で行動していたのか?
    あの人は何をしていたのか?がわかる展開は非常に面白い。

    銃でドンパチやるシーンもあり、相手の裏の裏をかくシーンもありと、多重構造が最高でした。

    こう言ってはなんですが

    キャッシュトラックは『ブルーレクイエム』という作品のリメイクに当たるわけですが、やっぱりクライム×ガイ・リッチーが最高だと思うのは鳴海だけではないはず。

    こればっかり推していると、ガイ・リッチー作品はそれ以外が特にっていう印象になってしまうと勿体ないんですが、やっぱり最高ですよ。
    『アラジン』だって『シャーロック・ホームズ』だって最高でしたが、『スナッチ』を推したい人だって当然いらっしゃるはず。

    でも、とはいえ、やっぱり、ガイ・リッチーがクライム系の作品に携わると徐々に伏線を回収していくワクワク感はたまりません。
    彼の作品をいつも”上等のワインを楽しむように、ガイ・リッチー作品は映画という娯楽をじっくりと味あわせてくれる”と、どこぞの評論家みたいなセリフを吐いてしまうくらい好きです。

    このキャッシュトラックも同様で、最後の最後までじっくり堪能させていただきました。





    「ヒーローの”H”ね」
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